12月22日、「JR東日本カップ2020第94回関東大学サッカーリーグ戦」第15節延期試合と第20節延期試合が行われた。
駒澤大学と国士舘大学の第20節延期試合は、前半22分に梶谷政仁のPKで国士舘大学が先制するも、駒澤大学が前半37分の島崎翔輝、後半16分の薬真寺孝弥のゴールで逆転。しかし後半26分、国士舘大学は高橋尚紀が右サイドをドリブルで運び、梶谷政仁に合わせて同点に追いつき、後半30分には内田瑞己がゴール前でボールを奪い自ら右足を振り抜いて逆転ゴールを決め、試合は3-2で国士舘大学が勝利を収めた。
試合後、国士舘大学・細田三二監督は「うしろの選手たちが良かった」と評価し、勝因について「あと2回しかみんなで戦えないという意識。4年生はあと2試合しかないから、後輩たちは勝って先輩たちを送り出そうという気持ちがあったと思う。それで勝てたということはまた次につながる感じがする」と話した。
続いて、拓殖大学と産業能率大学の第20節延期試合が行われた。試合は後半アディショナルタイム6分に奥村晃司の右コーナーキックを青木義孝がヘディングで決め、1-0で拓殖大学が勝利を収めた。
拓殖大学・玉井朗監督は試合後、青木義孝のゴールについて「やっぱりヘディングが強い。プロ選手のあいだでもまれているので」と話し、「産能さんは上位のチーム。そのチームに対して、ひいき目かもしれないが、うちがボールを保持して試合をコントロールできた。最後の最後で1点取れたが、今日はうちのほうが勝利に値するチームだった思う」と語った。
第15節延期試合、第20節延期試合の結果は以下の通り。
第15節
【1部リーグ】
法政大学 4-0 専修大学
第20節
【1部リーグ】
駒澤大学 2-3 国士舘大学
【2部リーグ】
拓殖大学 1-0 産業能率大学
(文=玉 昌浩)
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