Fリーグ、すみだが北九州に逆転勝ち。岡村康平のゴールが「今日のゲームのすべて」と須賀監督

2020年12月20日 スポーツ一般 #玉昌浩
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12月20日、フウガドールすみだが墨田区総合体育館にてFリーグ2020-2021ディビジョン1第19節、ボルクバレット北九州との試合を行った。

試合はファーストピリオド13分、清水誠也のゴールで北九州に先制を許すも、セカンドピリオド23分の岡村康平のゴールを皮切りに、24分に宮崎曉、25分に鬼塚祥慶がゴールを奪いリードを広げる。北九州は4分を残し、田村研人をGKのユニホームで投入し、パワープレーに出る。すみだは4分以上のパワープレーを無失点で守り切り、3-1で勝利を収めた。

試合後、フウガドールすみだ・須賀雄大監督は、「想定していた通りに、北九州のプレスとシンプルにスペースでピヴォを使った攻撃、アラが走ってくる攻撃に非常に苦しんだ。前半なかなかうまくチャンスが作れなかった」とし、ハーフタイムに「こういうゲームでも信じてやり続けることで流れが変わってくる。全員がひとつになろう」と話したという。

続けて、「ベンチで一番声を出していた岡村康平がゴールを決めたというところが、今日のゲームのすべてだったのではないかと思う」と語った。

(写真提供=©️FUGADOR SUMIDA)フウガドールすみだ

岡村康平について須賀雄大監督は、「前回の町田戦から引き続きチームを鼓舞して戦ってくれた。いま非常に競争が激しいので、実際みんな試合に出たいと思う。チームのこと以上に自分のことに集中しなければならない選手も多いが、試合に勝つことが自分たちの目的のすべてなので、そういった姿勢で試合に挑み、岡村康平はそれをずっとやり続けている」と話した。

そしてし、「そういった選手にチャンスが来て、一番難しい局面でゴールを決めた。それが周りに与える刺激というのはとても大きい。この試合もあのゴールで非常に勇気を得たし、他の選手も自分が次のYSCCの試合に向けてやってやろうというマインドになっていると思う。もちろん戦術、テクニックなどいろいろなものが必要だが、そういった姿勢がなければ戦術や個人の技術を試合で出すのは難しい。一番大切なことを表現できたからこその逆転だと思っている」と評価した。

また、諸江剣語キャプテンは相手のパワープレーを無失点で守り切れたことについて、「浦安戦、町田戦と失点をしているので、パワープレーの守備は準備のところから時間をかけてやってきた。今回の北九州に関しては、監督がスカウティングをして、ダイヤで形を保つところとボックスで保つところをすみ分けて、いつも以上にコミュニケーションをとった。ほぼパーフェクトで終えられたと思う」と説明し、次節の「YSCCもまた違うパワープレーをやってくるので、次もしっかり準備をして挑みたい」と話した。

(文=玉 昌浩)

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