阪神タイガースと再契約したサンズに続き、ロハス・ジュニアは“KBOパワー”を証明できるか

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韓国プロ野球で実力を証明した外国人選手は、日本でも“KBOパワー”を見せつけられるだろうか。

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日本の『サンケイスポーツ』は12月22日、「阪神のジェリー・サンズが来季年俸150万ドル(約1億5500万円)の単年契約を結んだ」と報じた。韓国のキウム・ヒーローズ時代の年俸とは大きな違いだ。

2018年、キウム・ヒーローズの外国人選手として年俸10万ドルでKBOリーグに進出したサンズは、同年25試合出場して打率0.314、12本塁打、37打点を記録し、年俸50万ドルでキウムと再契約した。そして2019年、139試合に出場して打率0.305、28本塁打、113打点を記録し、今季から年俸110万ドルで阪神タイガースのユニホームを着ることになった。

キウム・ヒーローズ時代のジェリー・サンズ

サンズは開幕戦の不振で日本に適応できないと思われたが、開幕後、長打力を前面に出して110試合、打率0.257、19本塁打、64打点でチームを準優勝に導いた。そのためサンズの年俸は来季40万ドルも上昇した。キウム・ヒーローズに来るまで、メジャーリーグとマイナーリーグを行ったり来たりしてきたサンズは、韓国を土台にして日本でその価値を認められている。

ロハス・ジュニアに続き、アルカンタラも?

サンズのように韓国を足掛かりに、日本へと進出した外国人選手は1人や2人ではない。

最近ではメル・ロハス・ジュニアがKTウィズの最高待遇を断り、2年総額550万ドル(約5億5000万円)で阪神タイガース行きを選択したと伝えられた。

ロハス・ジュニア

以前までマイナーリーグを転々としたロハス・ジュニアも、2017年に40万ドルでKTウィズに合流した。3年間、KTウィズで活躍したロハス・ジュニアは今シーズン前、年俸150万ドルでKTウィズと再契約を結び、初年度に比べて5倍以上に年俸を引き上げた。

その年俸に見合う活躍を果たしたロハス・ジュニアは、今季打者部門の個人タイトル4つを獲得し、阪神タイガースと大型契約を締結した。

その他にも、斗山ベアーズ所属で今季最多勝と勝率1位を記録したラウル・アルカンタラも、阪神タイガースとの契約が秒読みに入った。アルカンタラの今季年俸は70万ドルで、阪神での年俸は2倍以上に跳ね上がる可能性が高い。

日本は生活環境が韓国と似ていて適応しやすいため、KBO出身の外国人選手が好むリーグだ。日本の球団もKBOで実力が証明された選手を連れていくことはリスクが少ないため、獲得に迷いがない。

韓国で認められたサンズとロハス・ジュニアが来シーズン、日本で“KBOパワー”を証明できるか、関心が集まっている。

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