プスカシュ賞に輝いたソン・フンミン、“ノミネート”も“受賞”もトッテナム史上初の快挙!

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トッテナム史上初の快挙だ。

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韓国代表FWソン・フンミン(28、トッテナム)が、12月18日(日本時間)にスイス・チューリッヒのFIFA(国際サッカー連盟)本部からオンライン上で行われた「ザ・ベスト・FIFAフットボール・アウォーズ2020」で、年間最優秀ゴールに贈られるプスカシュ賞を受賞した。

ソン・フンミンは、ジョルジアン・デ・アラスカエタ(26、フラメンゴ)やルイス・スアレス(33、アトレティコ・マドリード)ら他の候補を抑え、受賞の栄誉に輝いた。

ファン投票(50%)とサッカー専門家パネル(50%)の投票を合算した点数の結果、ソン・フンミンは24点を獲得。デ・アラスカエタ(22点)とスアレス(20点)を僅差で突き放した。

(写真提供=代表撮影/ロイター/アフロ)ソン・フンミン

「ボールを持ったとき、ほかに選択肢が…」

ソン・フンミンは昨年12月8日のプレミアリーグ第16節バーンリー戦で、幻想的な70メートル独走ゴールを決めた。

自陣でボールを持ったソン・フンミンは、爆発的なスピードで相手選手6人を交わし、ペナルティエリアに侵入。ゴールキーパーとの1対1も冷静に制し、ゴールネットを揺らした。個人技だけで相手チームを崩した美しい得点だった。

ソン・フンミンは受賞に際し、「すごかった!とても素敵だった。僕がボックスでボールを持ったとき、ほかに選択肢がなかった。ドリブルをし始めて2秒後、ゴールエリア付近に自分がいた。とても驚き、とても美しいゴールだった」とコメント。

続けて、「自分には(ドリブルをする以外の)ほかにオプションがなかった。彼ら(チームメイト)は僕に多くのオプションを与えてくれた…冗談だ。僕はとてつもないスピードで走り、素晴らしいゴールを決めた。チームメイトにも感謝を伝えたい」と感想を述べた。

ソン・フンミンが史上初

なお、トッテナムの選手がプスカシュ賞を受賞するのは今回が初めてだ。

トッテナムは去る2009年にプスカシュ賞が設立されて以降、候補を輩出したことがなかった。そのため、最終候補3人はもちろん、最初の候補10人にも、トッテナムの選手が名を連ねたことはなかった。

ちなみに、2017年のプスカシュ賞では、当時チェルシー所属のネマニャ・マティッチ(32、現マンチェスター・ユナイテッド)がトッテナム戦で決めたゴールが候補に選ばれたケースはある。

トッテナムはチーム史上初めてプスカシュ賞を受賞したソン・フンミンを大々的にアピールしている。ホームページにはソン・フンミン受賞のニュースを掲載し、映像も付け加えて当時のゴールシーンを紹介している。SNSでもソン・フンミンをPR中だ。

トッテナムで最も愛される選手の一人であるソン・フンミン。今回のプスカシュ賞受賞で、さらにファンから愛される選手となることだろう。

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