不可解な判定が続く韓国プロバレーの現実…誤審が頻繁に起こる根本的な原因は?

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1カ月余りで、またもや審判関連の事件が起きた。

韓国バレーボール連盟は12月15日、現代建設ヒルステートが12月12日のKGC人参公社との試合の判定に対して、異議を提起したと明らかにした。

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現代建設ヒルステートは21-22で拮抗していた第3セットの判定について指摘した。 KGC人参公社のチ・ミンギョンが攻撃を試みる過程で、副審が現代建設のタッチネットを宣言した。

現代建設のイ・ドヒ監督は、すぐにビデオ判定を要請。その結果、タッチネットではないという判定が出た。その後、KGC人参公社イ・ヨンテク監督がイン&アウト判読を要請し、追加判読が不可能な規定に基づいて拒絶された。

(写真提供=韓国バレーボール連盟)

ところが、中継画面を確認した審判、競技監督官がKGC人参公社の得点を認めたことで、問題が生じた。

現代建設は監督官が判定に介入したことに加え、タッチネット後にイン&アウトの状況が発生したため、リプレイで試合を再開しなければならないと主張。それだけでなく、追加のビデオ判読が不可能な状況で誤審を認めない点、イ・ヨンテク監督が副審ではなく監督官に抗議した点も問題視した。

韓国バレーボール連盟は、現代建設の異議申し立てを認め、その試合の主審と副審、監督官に懲戒を下す予定だ。ひとまずは彼らに釈明の機会を与えた状態だ。

連盟の関係者は、「明らかに過程に問題がある事例で、是非を分ける余地は少ないと見ている。ただ立場を聞いた後、最終的に懲戒を決定する計画だ」と明らかにした。彼らの釈明が終われば、連盟は規定に基づいて罰金、出場停止などの懲戒を下すものと見られる。

誤審が続く根本的な原因は?

今季Vリーグは、11月のキム・ヨンギョン(興国生命スパイダーズ)の“ネット論議”をはじめ、長らく審判の判定問題が指摘されている。プロバレーの認知度と人気が上昇したことに比例して、否定的なニュースも増えている状況だ。

ただ審判関連の問題は、すべてのプロ種目で話題になる。しっかりとした判定を下すことが当たり前で、1度でも間違えれば議論にされがちだ。

問題は、次々と判定の問題が浮上することで、審判が萎縮して信念のない判定を下しかねないということだ。今回の事例も、基礎的な場面を置いて審判、監督官が明確に事態を収拾できずに生じた問題点といえる。

とある関係者は「緊迫した状況でも審判は冷静に判断を下す必要があるが、自信がないためにとんでもない判定が出ているようだ。判定の問題が次々と出てくるだけに、審判もストレスを受けていると聞いている」と述べた。

審判の問題は韓国バレーボール連盟が長期的な観点で解決しなければならない。

Vリーグは、月曜日を除き、毎日1~2試合が行われる。消化しなければなら日程は多いが、審判は不足している。競争体制は事実上失われており、利用可能な人材を絞って試合に投入しなければならない状況だ。体力的にも、精神的にも手に余る。

韓国バレーボール連盟の関係者は、「審判のインフラを拡充するためにさまざまな努力をしているが、容易ではない部分が多い。多様な方法を捜し、審判の問題を解決する」と述べた。

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