12月14日(日本時間)に行われたイングランド・プレミアリーグ(EPL)第12節。トッテナムはクリスタル・パレスとのアウェー戦に臨んだ。
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左ウイングで先発出場したソン・フンミン(28)は、試合序盤から積極的に相手DFラインの裏を突くなど、引き続き好調な姿を披露した。
前半23分には左サイドから中央に侵入し、タンギ・エンドンベレ(24)からの短い縦パスを、近くにいたハリー・ケイン(27)にワンタッチでパス。そしてケインが遠目から放った地を這う無回転シュートは、クリスタル・パレスGKビセンテ・グアイタ(33)の手を弾いてゴールへと吸い込まれた。
このケインのゴールをアシストしたソン・フンミンは、今季リーグ4つ目、シーズン計7つ目のアシストとなった。
12月7日に行われたアーセナルとのノース・ロンドン・ダービーで1ゴール1アシストを記録していたソン・フンミンは、リーグ戦2試合連続で攻撃ポイント(得点とアシストの合計数)を挙げた。
また、今季現在までリーグ戦12試合とUEFAヨーロッパリーグ(UEL)7試合の計19試合に出場しているソン・フンミンは、13ゴール7アシスト(EPL10ゴール4アシスト)を記録しており、なんと1試合1点以上に関与している計算だ。
彼は昨シーズン41試合(EPL30試合)に出場し、18ゴール12アシストを記録。キャリア初となる1シーズンの攻撃ポイント30(EPL公式記録基準)を達成している。
今季は公式戦20試合も出場していないなか、20もの攻撃ポイントを稼いでおり、最多攻撃ポイント記録の更新にまた一歩近づいた。
またこの日のゴールで、ソン・フンミンとケインは今季12度目の得点を合作。通算32度目となる合作ゴールで、EPL通算最多合作ゴール記録(36ゴール)を保有しているディディエ・ドログバとフランク・ランパード(元チェルシー)のコンビに残り4ゴール差に迫った。
ソン・フンミンはこの日も、タンギ・エンドンベレ、スティーブン・ベルフワイン(23)ら中盤の選手や、ワントップのケインと見事な連携を見せた。
クリスタル・パレスは中盤とDFラインを狭めて積極的なプレスを敢行。守勢時にはゴール前を固めるなど、格上のトッテナムに対してカウンター狙いの戦法を取った。
そして、トッテナムが誇る“最重要危険コンビ”のソン・フンミン、ケインにボールが入ると、プレスはさらに強まった。
前半9分、CBトビー・アルデルヴァイレルト(31)のロングパスに反応したソン・フンミンは、一瞬のスピードでDFラインの裏を突き、右足でシュートを試みたがゴールポストを外れた。
前半19分にはソン・フンミンのコーナーキックにケインが頭で合わせるも、この試合好調のGKビセンテ・グアイタが阻止。しかしその4分後、ソン・フンミンのパスでケインが先制ゴールを奪い、トッテナムが先制した。
反撃に出たいクリスタル・パレスは前半42分、エベレチ・エゼ(22)が右足で打ったシュートがゴールポストに直撃するなど惜しいシーンが見られた。
後半に入ってからもソン・フンミンは、自慢の脚で相手DFをかき回し、ケインや交代で入ってきたジョバンニ・ロ・チェルソのスルーパスを引き出した。
また、クリスタル・パレスへのカウンターに対しては、自陣まで下がって積極的に守備のタスクもこなすなど、チームプレーに徹していた。
しかし後半36分、最後まで集中力を切らさなかったクリスタル・パレスがセットプレーで同点に追いついた。エゼがペナルティーボックス左側から蹴り上げたボールを、トッテナムのGKウーゴ・ロリス(34)がファンブル。そのこぼれ球にジェフリー・シュラップ(28)が鋭く反応し、ゴールに叩き込んだ。
勝ち越しゴールを狙うトッテナムは後半41分、ケインが決定的なヘディングシュートを放つも、GKグアイタに阻まれた。
トッテナムはソン・フンミンとケインを最後までピッチに残して決勝ゴールを狙うも、グアイタの牙城を崩すことができず、ドローで試合を終えることとなった。
今節をドローで終え、勝ち点25(7勝1敗4分)としてトッテナムは、1試合少ない2位リバプール(勝ち点24)に勝ち点1差と迫られている
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