水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスのパク・ゴナ監督が、選手に感謝の気持ちを表した。
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水原三星は、12月11日(日本時間)にカタール・ドーハで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝で、ヴィッセル神戸(日本)とPK戦までもつれた後、6-7で敗れた。
スタートは良かった。前半7分、右サイドからMFコ・スンボム(26)が上げたクロスにFWパク・サンヒョク(22)が頭で合わせ、早々に先制点を奪った。
だが、良い流れは長く続かなかった。同35分、DFキム・テファン(20)が相手の決定機阻止により一発退場となり、数的劣勢に立たされてしまった。神戸はそのファウルで得たフリーキックを古橋亨梧が沈め、同点に追いつくことに成功した。
敗れた水原三星だが、数的劣勢の状況でも活発な運動量を見せ、神戸を最後まで苦しめた。
試合後、パク監督は「先発メンバーに変化を与えられず体力的に大変だった。そこに退場処分も重なり、さらに厳しい試合となるしかなかった」とし、「それでも選手たちは最善を尽くしてくれた。選手たちに感謝したい」と労いの言葉を送った。
キム・テファンの退場が惜しまれる。彼は決勝トーナメント1回戦の横浜F・マリノス戦で得点を挙げるなど、水原三星の原動力のような役割を果たしてきた。
パク監督は「選手たちは苦しい状況を精神的に上手く克服してくれた。数的不利でなかったら、後半はより攻撃的な姿を見せてくれたはずだ。我々の姿を見せられず、守備的に引くしかなかったのが残念だ」と振り返った。
続けて、「数的不利な状況でも守備からカウンターを狙おうと伝えたが、よく従ってくれた。最後まで集中力を切らさず、PK戦まで持ち込むことができた。素晴らしい姿を見せてくれたと思う」と選手たちを称賛した。
また、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたコ・スンボムは「数的劣勢だったが、我々は一つになった。個人的なプレーより、一つになったチームでプレーできたことに満足している」とし、「今シーズンは紆余曲折が多かったが、最後に良い結果を得られたようだ。希望的に仕上げることができて幸いだ。来シーズンがさらに楽しみだ」と前を見据えた。
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