【韓国女子ツアー2020年総括/後編】ファン歓喜!国内組VS海外組の熾烈な優勝争い

2020年12月11日 ゴルフ #韓国女子ツアー
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新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020シーズンの韓国女子ツアーには海外で活躍する選手がいつになく多数参加した。

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韓国女子ツアーを代表する選手と海外で活躍する選手による対決の様相は、大衆の関心を引くには十分だった。

(写真提供=KLPGA)日本で活躍するイ・ボミも韓国女子ツアーに参戦

国内組では、キム・ミンソン5(25)、キム・ジヨン2(24)、パク・ミンジ(22)、アン・ソンイ(30)、ユ・ヘラン(19)、イ・ダヨン(23)、イ・ソヨン(23)、ジャン・ハナ(28)らが優勝トロフィーを掲げた。

特に、キム・ミンソン5とキム・ジヨン2は3年ぶりに優勝を果たして健在ぶりをアピール。パク・ミンジは正規ツアー毎年優勝の記録を維持し、底力を見せた。アン・ソンイはデビュー10年目で生涯初優勝を成し遂げた昨シーズンに次ぎ、自身2度目の優勝に成功した。

また、イ・ダヨンとイ・ソヨンの同世代2人は、それぞれ韓国女子ツアー通算5勝目を記録。“秋の女王”の別名を持つジャン・ハナは、やはり秋に実力を発揮し、通算13勝という素晴らしい記録を打ち立てた。

韓国女子ツアーの優勝争いに火を受けた海外組

国内組との対決構図に立った海外組の選手たちも、名声に見合う実力をいかんなく発揮し、熱い競争を作り出した。

海外からはキム・ヒョージュ(25)やユ・ソヨン(30)を筆頭に、コ・ジンヨン(25)、イ・ジョンウン6(24)、ぺ・ソンウ(26)、イ・ボミ(32)など、日米で活躍する選手が大勢参加した。

キム・ヒョージュは「第10回ロッテ・カンタータ女子オープン」と「KB金融スターチャンピオンシップ」で優勝し、最多勝をマーク。

ユ・ソヨンは「起亜自動車・第34回韓国女子オープン」で、5年ぶり韓国女子ツアー優勝を果たした。この優勝を通じ、ユ・ソヨンは5カ国のナショナルタイトルを獲得する大記録を達成。優勝賞金2億5000万ウォン(日本円=約2500万円)は「新型コロナ予防支援金」として寄付するなど、暖かい賛辞も受けた。

世界ランキング1位コ・ジンヨンのほか、イ・ジョンウン6やぺ・ソンウは惜しくも優勝を果たせなかったが、少ない参加大会数で高い賞金額を獲得。毎大会で興行の役割を十分果たし、多くの関心を集めた。

(写真提供=KLPGA)コ・ジンヨン

人々の注目を集めた2020シーズン各種記録

2020シーズンの韓国女子ツアーでは、計1万5464個のバーディが記録された。そのうち、最も多くのバーディを得た選手はイム・ヒジョンで、バーディ率21.9444%の237個をマークした。

(写真提供=KLPGA)イム・ヒジョン

次点はチェ・へジンとユ・ヘラン。212個のバーディを奪い、2位タイを記録した。

イーグルは計117個生まれた。最も多くのイーグルを成功させたのはキム・アリム(25)とイ・ヒョリン(23)で、それぞれ計5個だった。

ホールインワンは計18人の選手が成功させた。さらには、韓国女子ツアー歴代7番目となるアルバトロスの記録も生まれ、大衆の熱い関心を集めた。

新設大会の「ISドンソ釜山オープン」第1ラウンド5番ホールでは、イ・ジョンウン6が4番アイアンで放ったセカンドショットがそのままカップイン。コロナ禍で苦しむファンにこの上ない喜びを与えた。

(写真提供=KLPGA)イ・ジョンウン6

2020シーズンの韓国女子ツアーは、新型コロナ感染拡大の長期化にもかかわらず、4つの新設大会の開催と同時に“感染者ゼロ”という成果を上げ、成功裏に1年を終えた。

新型コロナはまだ収束を向かえていないが、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)は今後も選手が安全に大会を行える環境を整え、ゴルフファンにさまざまな楽しみを提供するために最善を尽くす予定だ。

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