渋野日向子ら日本勢最多18人が出場する「全米女子オープン」で、前年覇者イ・ジョンウン6(24)は再び跳躍することができるだろうか。
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全米ゴルフ協会(USGA)は、12月10日(日本時間)に米テキサス州にあるチャンピオンズGCで開催される第75回全米女子オープン(賞金総額550万ドル)を控え、ディフェンディングチャンピオンのイ・ジョンウン6と会った。
イ・ジョンウンは2019年、アメリカ進出1年目のルーキーでありながら、全米女子オープンで優勝し、新人王にまで輝いた。
ゴルフ人生の転換点となった優勝について彼女は、「メジャー大会の優勝で自信がつき、そのおかげで、アメリカでずっとゴルフができるようになったことが最大の変化」と述べた。イ・ジョンウン6は「優勝当時、この優勝がどれほど重要なことなのかがわからなかった。トロフィーを持って景福宮(キョンボククン)の前で写真を撮ったことが記憶に残っている」と振り返った。
あいにく全米女子オープン優勝後、イ・ジョンウン6は米国女子ツアーで優勝に縁がなかった。今年は新型コロナの影響で、韓国女子ツアーで実戦感覚をキープしようと努めた。今年11月には米国女子ツアーに復帰し、2大会に出場しており、12月7日に幕を下ろした「ボランティア・オブ・アメリカクラシック」で16位タイと、ショット感覚を取り戻した。
イ・ジョンウン6は「ショットとパットの感覚はベストではないが、できるだけコンディションを引き上げられるようにしている。ヒューストンでの大会に出たことがないのでわからないが、肌寒いと聞いた。準備をしっかりとする」と決意した。
実際に今年の全米女子オープンは、史上初めて12月に開催される。日が遅く昇り、早く沈むため、大会初日と2日目は2カ所で行われる。イ・ジョンウン6は「新型コロナのせいで選手だけでなく、ファンも大変な時期を送っている。個人的には、今年の大会に出場することができて良かったと思う。ディフェンディングチャンピオンとして出場するだけに、しっかりと準備して臨みたい」と意欲を固めた。
イ・ジョンウン6が全米女子オープンの連覇を達成すると、歴代8番目の2年連続優勝となる。2000年と2001年に連続優勝を果たしたカリー・ウェブ以降、全米女子オープンを連覇した選手はいない。
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