DFのキム・ヨングォンは「選手たちは監督の方向が正しいと思い従っている。間違っていたと思ったなら、監督と選手たちが話し合っただろう。信じているからこそ、正しいと思っている。今後も変わることはないだろう。細かいことは変わっても、大きな枠組みはそのままにしていくのが正しい」と明らかにした。
MFのク・ジャチョルも「ベント監督の哲学が選手たちとよく合うと確信している」と強調した。
しかし、戦術と戦略の柔軟性が事実上見受けられなかったベント・コリアが、今後のW杯予選などでどのような結果を生み出すか、早くも憂慮が混じった視線が現れている。
アジアカップだけを見ても、日本の場合、サウジアラビアとの対戦でボール保持を捨てて、極端な実利サッカーで勝利を収めている。相手によっては戦術の柔軟性が必要だということを見せつけた一戦だった。
ベント監督体制になって韓国はこれまでAマッチ11試合を行ってきたが、どんな相手であっても、また相手がFIFAランキングで何位であれ、事実上同じ戦術と戦略で戦ってきた。
ベント監督はアジアカップで失敗しても、今後もこれまで続けてきた哲学で行くという意志も示している。
「今回のアジアカップでは我々が見せた競技力に比べると、得点と結果が不十分だった。チャンスはたくさん作ったが、効率的でないサッカーをしたという意見があるなら、それには同意できる。しかし今後も我々は同じスタイルを続けていくつもりだ」と明言した。