サッカーベトナム代表の韓国人監督がフェイクニュース被害「両国の大衆に疑惑と誤解を招いている」

2020年12月04日 サッカー
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サッカーベトナム代表率いるパク・ハンソ監督のエージェント会社が、オンライン上で飛び交うフェイクニュースに遺憾の意を表した。

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パク監督のエージェント会社DJマネジメントは12月3日、声明書で次のように発表した。

「ユーチューブなどソーシャルメディアで継続的に掲示されているパク・ハンソ監督の進退問題、年俸削減問題などに関する事項は事実無根であり、事実確認なしに刺激的に解釈して動画などが掲示されていることを申し上げる」

パク・ハンソ監督

「このような映像は、大韓民国とベトナムの大衆に不必要な疑惑と悪意的誤解を招いており、このような反応を伝える2次拡散で偽りの映像が既定事実化する悪循環が続いている。この結果、ベトナムで勤務中のパク・ハンソ監督と、ベトナムサッカー協会所属の韓国人コーチ、スタッフにも業務被害が出ている」

「パク・ハンソ監督はベトナム代表監督に就任以後、サッカー以外にも両国の関係改善に努めてきた。これからも変わらず代表監督として最善を尽くすつもりであり、現所属のベトナム代表と変わらぬ信頼を保っていきたい。また、刺激的な内容を事実関係を確認せずに掲示し、利潤を創出している特定チャンネルに対して深い遺憾の意を表する。当社は早期に当該映像の削除または訂正措置を公式的に要請する」

かつて2002年日韓W杯でサッカー韓国代表の首席コーチを務めたパク監督は、2017年秋にベトナムA代表とU-23代表の兼任監督に就任。以後、2018年のU-23アジア選手権準優勝やAFFスズキカップ優勝、アジアカップ2019ベスト8、キングスカップ準優勝、SEA Games2019金メダルなど、ベトナムサッカーの歴史に類を見ない業績を築いてきた。

こうした功績から、現地で“伝説的存在”とされているパク監督。だが、最近では一部のユーチューバーがパク監督を刺激的な素材として活用し、“嫌ベトナム”の情緒を刺激するなど、フェイクニュースを垂れ流している。これにより、パク監督をはじめとする韓国人スタッフは、心的に苦痛を受けている状況だ。

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