タンパベイ・レイズのチェ・ジマン(29)の年俸が上昇する見通しだ。
地元メディアの懸念とは異なり、所属球団で再契約対象者に分類され、翌年から初めて100万ドル以上の年俸を受け取ることになった。
『MLB.com』のレイズ番記者フアン・トリビオは12月3日(日本時間)、「レイズが年俸調整資格のある7人をテンダーに指定した。その7人とは、チェ・ジマン、ホセ・アルバラド、ヤニー・チリーノス、タイラー・グラスノー、マヌエル・マーゴ―、ジョーイ・ウェンドル、ライアン・ヤーブローだ」と伝えた。
毎年この時期、メジャーリーグ(MLB)の各球団は、サービスタイム3~5年目の選手の再契約可否を決める。再契約する選手はテンダー、再契約しない選手はノンテンダーに指定し、ノンテンダーになった選手はフリーエージェント(FA)の資格を得る。
前日まで、現地のいくつかのメディアは、新型コロナウイルス感染拡大によるレイズの財政悪化で、チェ・ジマンがノンテンダーFAになる可能性を予想していた。
だが、レイズは正反対の動きを見せた。対象者のうち、レイズがノンテンダーに指定した選手は、右腕投手のエドガー・ガルシアが唯一だった。
これでチェ・ジマンは翌年、MLB入り後初めて100万ドル以上の年俸を受け取ることになった。
昨年、チェ・ジマンの年俸は85万ドルだったが、これも新型コロナによって全額受け取れていない。サービスタイム3年目を控え、韓国人野手で初めてワールドシリーズの舞台まで踏み、有意義な契約を控えているチェ・ジマンだ。
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