11月28日、フウガドールすみだは墨田区総合体育館にてFリーグ2020-2021ディビジョン1第16節、立川・府中アスレティックFCとの試合を行った。
試合はファーストピリオド48秒、2分、6分と連続失点し、すみだにとって難しい入りとなる。すみだは9分に田口元気からパスを受けた宮崎曉がドリブルでインサイドに持ち込み右足で得点し、1-3でファーストピリオドを折り返す。
セカンドピリオドも立川・府中が33分に先行して得点し、3点ビハインドとなったすみだは森村孝志をGKのユニフォームで投入し、パワープレーに出る。すみだはパワープレーで37分と残り1秒で得点するも、結局3-4で敗れた。
試合後、フウガドールすみだ・須賀雄大監督は試合を振り返り、「プランとしては前半10分までしっかりと守備を安定させていくという入り方をした。守備が安定すれば、攻撃面の良さも存分に出ると思っていた。そういうイメージを全員が共有して入ったが、前半立ち上がり10分で失点を重ねてしまったことがこの試合のすべてだった。前節の名古屋戦でかなりハードワークした選手たちの気持ちをもうひとつ、奮い立たせていくということに関して至らなかった。そこは自分の監督としての責任だと思う」と総括した。
また、「最後の1秒まであきらめずに戦った選手たちの姿勢は素晴らしかった。それを立ち上がりから見せていかなければいけない。自分たちは今そういう順位にいる。来週に向けて改めて、自分たちの現在地とシーズンの戦い方を整理したいと思っている」と話した。
さらに次節に向けて、「町田も攻守ともにアクティブなチーム。大前提としてフットサルというスポーツは得点が入ることが魅力のスポーツだが、守備が安定していかないと攻撃の意識というのがなかなか難しくなっていく。相手もゴールを奪って得点が広がれば、当然守備的に戦える。そういったことを考えると、守備の安定というのが間違いなく必須な条件となってくる。そのなかで、さらに自分たちの個性を出していってもらえるようにトレーニングしていきたい」と語った。
(文=玉 昌浩)
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