本日(11月30日)19時からFC東京と対戦する蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)。
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再開後のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループステージで3連勝と好調のチームを支えるのは、今シーズン11年ぶりにKリーグ復帰を果たした韓国代表MFイ・チョンヨン(32、蔚山現代)だ。
イ・チョンヨンは今シーズン、Kリーグ1(1部)で20試合に出場。シーズン中盤に右足首と右ひざの負傷で戦列を離れる時期がありながらも、4ゴール1アシストの活躍を披露した。
そして現在、カタールで行われているACLグループステージでもここまで3試合すべてに先発出場している。
ただ、イ・チョンヨンのコンディションは100%ではない。というのも、国内シーズン最終盤、Kリーグ1とFAカップの優勝がかかった試合に強行出場したことで、右ひざの負傷が完治していない状態だというのだ。
もちろん、キム・ドフン監督をはじめとするコーチ陣も、ACL再開前にはイ・チョンヨンの出場可否に頭を悩ませた。
ただ、国内で全北現代モータースにKリーグ1とFAカップのいずれも優勝トロフィーを奪われたことから、ACLで何としてもプライドを取り戻さなければならなかった。
加えて、今回のACLが中立国カタールで集中開催されている特殊な状況をみても、経験豊富なイ・チョンヨンの存在を欠くことはできなかった。
そしてイ・チョンヨン自身、国内での優勝失敗に人一倍責任を感じ、万全でなくてもACLを戦うことを決意した。
イ・チョンヨンはACL終了後、負傷の治療とリハビリに専念する計画を立てている。
蔚山現代の関係者は「コーチ陣やチームメイトは全員、イ・チョンヨンの気概に感謝しながらも申し訳なさも感じている。100%のコンディションでないにもかかわらず、国際大会でチームをリードし、勝負所で自身の役割をまっとうしてくれることがありがたい」と伝えた。
ACL再開後、Kリーグ勢で唯一3連勝を記録した蔚山現代は現在、グループFで首位に立っている。
勝てば決勝トーナメント進出が決まるFC東京戦、イ・チョンヨンはチームに勝利をもたらすことができるだろうか。
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