世界一も経験した元カブス内野手ラッセル、わずか半年で韓国プロ野球のキウム退団が決定

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韓国プロ野球のキウム・ヒーローズが、投手ジェイク・ブリガム(32)、内野手アディソン・ラッセル(26)との決別を選んだ。

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キウムは11月27日、保留選手名簿からブリガムとラッセルを除外したことを発表した。

韓国プロ野球の各球団は、27日まで韓国野球委員会(KBO)に保留選手名簿を提出しなければならない。

そのため、キウムはチームに所属する3人の外国人選手のうち、投手エリック・ヨキッシュ(31)のみと再契約交渉を行うことを決断した。

ラッセル放出は予想内だったが…

ラッセルの放出は予見された結果だった。

アディソン・ラッセル

ラッセルは、シカゴ・カブスでプレーしたメジャーリーグ(MLB)時代にナショナル・リーグのオールスター選出やワールドシリーズ制覇などを経験したことからも、去る6月のキウム入団時は大きな注目を集めていた。

ただ、実際の活躍は期待値を大きく下回った。

今シーズンは65試合に出場して271打数62安打で打率0.254を記録し、守備では頻繁にミスを犯した。

極めつけは、ポストシーズンのワイルドカード決定戦で先発を外され、延長戦の得点チャンスに代打で送り出されたが、最後はセカンドゴロに終わっていた。

ジェイク・ブリガム

一方で、ブリガムの除外は予想外だった。というのも、ブリガムは2017年に加入して以降、これまで4シーズンの間、チームのエースとして活躍してきたからだ。

今シーズンは大小のケガをあったが、21試合に先発登板して9勝5敗の防御率3.62を記録した。

4シーズン通算成績は103試合43勝23敗1ホールドで、防御率3.70と優れた成績を残した。

キウムのキム・チヒョン団長は「ブリガムとの離別はとても残念だ。ただ、来シーズンの準備のためには避けられない選択だった。ブリガムは実力のみならず人間性も優れるので、必ずや新天地を見つけてほしい」と、4年間をともにしたブリガムの将来を応援した。

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