サッカー韓国代表MFファン・インボム(24、ルビン・カザン)が新型コロナウイルス感染症検査で陰性判定を受け、ロシアに復帰した。
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韓国サッカー協会(KFA)は11月25日午後、ファン・インボムが去る24日に実施したPCR検査で陰性判定を受けたことを発表した。
また、クラブの要請に沿い、ファン・インボムが25日午後12時30分にウィーンを出発、モスクワを経由して午前1時30分にカザンに到着することも明かした。
ファン・インボムは去る14日、韓国代表での新型コロナ検査で、MFクォン・チャンフン(26、フライブルク)、FWイ・ドンジュン(23、釜山アイパーク)、DFキム・ムンファン(24、釜山アイパーク)、GKチョ・ヒョヌ(29、蔚山現代)、スタッフ1人らとともに感染が発覚した。その後、オーストリア現地で隔離され、回復を待っていた状態だった。
ファン・インボムは所属クラブのあるロシアへの復帰か、韓国帰国のいずれかを考慮していたが、直近の検査で陰性判定となったことを受け、所属クラブに戻ることが決まった。
韓国代表チームは現地時間25日正午、チャーター機で韓国に向かう。チャーター機には感染者8人と濃厚接触者7人のほか、調整士と乗務員、医務チームなど、合計29人が搭乗する。
KFAは新型コロナ感染拡大防止のため、防疫に万全を期している。感染者と濃厚接触者、国内から派遣した医療陣と乗務員をそれぞれグループで分け、異なる出入り口から搭乗させる。
感染者と濃厚接触者は防護服を着たまま搭乗し、飛行中はマスクとグローブを着用。到着後は再び防護服を着る。また、機内では水以外の飲食が制限され、座席も左右に最も遠いA席とK席にのみ座らなければならない。
チョ・ヒョヌは現地ですでに陰性判定を受けているが、韓国の感染者隔離解除基準を満たしていないため、陽性者と同じグループで移動する。
26日午前、韓国にチャーター機が到着した後は、チョ・ヒョヌをはじめとする感染者は別途係留場から入国し、消防バスに乗って国立中央医療院に移送される。国立中央医療院では、疫学調査及び診断検査を実施する。
濃厚接触者は、仁川国際空港の検疫所で疫学調査及び診断検査を実施後、問題がなければ各自の自主隔離場所に移動。以後、3日以内に保健所で検査を受けなければならない。
濃厚接触者7人のうち、5人は坡州(パジュ)サッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)で、残る2人は自宅で隔離を行う予定だ。
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