去る11月19日から22日にかけて米フロリダ州で行われた「ペリカン女子選手権」で優勝し、米国女子ツアー12勝目、今シーズン出場2連勝を飾ったキム・セヨン(28)が、11月24日付の世界ランキングで1位コ・ジンヨンに肉薄した。
世界ランキング2位のキム・セヨンは、「ペリカン女子選手権」前まで1位コ・ジンヨンと平均ポイントが1.03差だった。しかし、今大会で優勝を収めたことで、その差を0.41へと縮めている。
「ペリカン女子選手権」が今シーズンの米国女子ツアー初出場となったコ・ジンヨンは、34位タイで大会を終えた。今後の大会結果次第では、昨年8月から守ってきた首位の座を降りる可能性もある。
賞金ランキングでも米国女子ツアートップに躍り出たキム・セヨンは大会終了後、「当初は東京五輪出場が2020年の目標だった。でも、オリンピックが延期されたことで、世界ランキング1位を取ることが私の“Wish List”に入った」と“世界女王”へ思いを公の場で明かした。
一方で現世界女王のコ・ジンヨンは、過去に「世界ランキング1位に執着しない。その座を守ろうとするとかえってストレスになり、自分の実力を発揮できなくなる」と語っている。
注目の世界ランキング首位争いの行方は、来る12月3日から6日にかけて米テキサス州で行われる「ボランティア・オブ・アメリカクラシック」に持ち越された。
1位コ・ジンヨン、2位キム・セヨン以下のトップ10は、前7位ブルックス・ヘンダーソン(23)と前6位畑岡奈紗(21)が順位を入れ替えたほかは変動せず。
韓国勢も、5位パク・インビ(32)、9位パク・ソンヒョン(27)、10位キム・ヒョージュ(25)らが前週から順位をキープした。
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