「たったの一度も“最高”だと思ったことはない」
韓国代表FWソン・フンミン(28、トッテナム)が、今シーズンここまでの華々しい活躍を謙遜した。
ソン・フンミンは11月12日(日本時間)、韓国サッカー協会を通じ、プレミアリーグでの好調ぶりについて「自他共に認める最高の活躍だと思ったことは一度もない」と断言。「所属クラブであれ代表チームであれ、最高のパフォーマンスを発揮するために最善を尽くすのみ」と語った。
現在までプレミアリーグ8試合8ゴールで得点ランキング首位を走るソン・フンミンは、イングランドの地でワールドクラスのストライカーに生まれ変わった。
特に、チームメイトのイングランド代表FWハリー・ケイン(27)とは、毎試合で阿吽の呼吸を披露している。
ソン・フンミンは「ケインとは長い時間をかけて連携を深めてきた。いつの瞬間も発展しようと努力していることが、僕らの共通点だ」とし、「(自分より)若い選手たちが、練習場でいつも一生懸命学ぼうとしているのが伝わる」と続けた。
また、ファン・ウィジョ(28、ボルドー)やファン・ヒチャン(24、ライプツィヒ)など、ともに海外でプレーする攻撃陣にも言及。
「ウィジョやヒチャンとは付き合いが長い。ピッチ上で何を望んでいるのかがよくわかる。できる限り助けたい」とし、「僕は運に恵まれ所属クラブで良い姿を見せられているが、2人は最近、困難な時間を過ごしている。彼らが代表で活躍して各々のクラブに帰ることも、キャプテンである自分の役目だ」と主張した。
今回戦うメキシコ代表とカタール代表は、過去に韓国代表を苦しめた相手だ。
特に、メキシコ代表とは去る2018年のロシアW杯グループステージで対戦。当時、ソン・フンミンは後半終了間際にゴールを決める奮闘ぶりを見せたが、結局は1-2で敗北してしまった。
ソン・フンミンは「メキシコ、カタールとはいずれも大きな大会で対戦し、我々が苦しめられた。そういう意味を今回、練習が始まる前に選手たちに直接話した」とし、「個人的には両チームどちらにも勝ちたい。いずれも強いチームなので万全な準備をしなければならないが、我々も十分強いチームだ」と自信を示した。
続けて、パウロ・ベント監督をはじめ、1年ぶりに再会したコーチ陣と交わした会話についても語った。
ソン・フンミンは「監督とはたまに電話をしている。(今回久しぶりに再会したら監督が)顔を見るなり“1年経っても変わらないな”とし、“コーチ陣は変わったと思うか”と聞いてくれた」とし、「久しぶりにお会いできてうれしかった。代表練習に早く参加したかった。1年ぶりなだけにしっかり準備したい」と強調した。
韓国代表は来る11月15日にメキシコ代表、17日にカタール代表と対戦。試合はいずれもオーストリアで行われる。
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