混戦の賞金女王は誰の手に…韓国女子ツアーシーズン最終戦の行方が話題に

2020年11月12日 ゴルフ #韓国女子ツアー
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11月13日から3日間にわたって韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー2020最終戦、「SKテレコム・ADTキャップス・チャンピオンシップ」が開催される。新型コロナの影響で例年よりも大会数は少なかったが、今シーズンを締めくくる17番目の大会だ。

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今年はSKテレコムとADTキャップスが協力し、“SKテレコム・ADTキャップス・チャンピオンシップ2020”と改名した。総賞金額も6億ウォン(約6000万円)から10億ウォン(約1億円)と大幅に増加し、優勝賞金は2億ウォン(約2000万円)となっている。

この大会は、今季の賞金ランキングに基づいて選出された76人(推薦選手4人を含む)のみが出場可能な大会であるため、大会終盤まで賞金女王争いが激しくなると予想されている。

KLPGAツアー大賞と新人王はすでに選出されている。大賞はチェ・ヘジン(21)となったが、1度の優勝もなく3連覇を達成した。新人王はアマチュア時代から注目を集めていた“スーパールーキー”ユ・ヘラン(19)が獲得した。

賞金女王争いではキム・ヒョージュがリード

しかし、まだ決まっていないのが賞金女王のタイトルだ。1試合を残して現在の有力候補は米国女子ツアー(LPGA)でも活躍していたキム・ヒョージュ(25)だ。

シーズン2勝を収めているキム・ヒョージュは、7億3213万7207ウォン(約7300万円)で首位となっている。優勝賞金3億ウォン(約3000万円)のハナ金融グループチャンピオンシップを制覇し、一気にランキング2位まで駆け上がったアン・ナリン(24、5億9502万ウォン=約6000万円)とは、1億3700万ウォン(約1300万円)差となっている。

(写真提供=KLPGA)キム・ヒョージュ
(写真提供=KLPGA)アン・ナリン

今大会の優勝賞金は2億ウォン(約2000万円)なので、3位のパク・ミンジ(23、5億8110万ウォン=約5900万円)と、4位ジャン・ハナ(28、5億5949万ウォン=約5500万円)もまだ逆転は可能だ。

それでもキム・ヒョージュは8000万ウォン(約800万円)が与えられる3位以上で、賞金女王を自力確定することができるため、絶対的有利な立場だ。アン・ナリンとパク・ミンジ、ジャン・ハナ以外の選手が優勝しても、賞金女王はキム・ヒョージュのものとなる。

(写真提供=KLPGA)ジャン・ハナ

天国か地獄か、熾烈なシード権争い

賞金女王の争いよりも苛烈と見られているのが60位争いだ。2021年のシード権を確保するボーダーラインであるため必死となっている。

現在の60位は7765万9207ウォン(約770万円)のホ・ユンギョン(30)だ。ホユンギョンは11月8日に行われた、ハナ金融グループチャンピオンシップを最後に引退したため、61位のクァク・ボミ(28、7525万540ウォン=約752万円)がラインとなっている。

62位コン・ミジョン(23、7473万7207ウォン=約747万円)とは、わずか51万3333ウォン(約5万円)差だ。59位のベテラン、ホン・ラン(34、7803万2207ウォン=約780万円)も17シーズン連続でのシード権を獲得するためには、現在の順位を死守しなければならない。

55位のイ・ギプム(26、8294万207ウォン=約820万円)と、65位のキム・ジャヨン(29、7239万5540ウォン=約720万円)の差ですらも、わずか1000万ウォン(約100万円)に過ぎないため、今大会の成績次第では、60位前後に位置している選手たちの順位変動が激しいと見られている。

昨年は、当時賞金ランク63位だったイ・ギプムが最終戦で15位タイを記録したことでギリギリ60位にすべり込んだが、ソ・ヨンジョン(25)は58位から62位転落し、シード権を取り逃したというドラマもあった。

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