関東大学サッカーリーグ第15節、「大きい勝ち点3」で明治大学が首位を守る

2020年11月01日 サッカー #玉昌浩
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10月31日~11月1日、「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦」第15節が行われた。

10月31日に行われた立正大学と中央大学の試合は、前半21分に山﨑希一のゴールで中央大学が先制するも、前半27分に榊原杏太が右サイドから上げたボールを冬至直人がヘディングで決めて立正大学が同点に追いつく。試合は後半アディショナルタイム4分に決まる。吉田新が左から上げたクロスを坂井剛がゴール前で競って流れたボールを青島太一が押し込み、立正大学が2-1の逆転勝利を収めた。

試合後、立正大学・杉田守監督は決勝点について「我々が得意としているクロスから、1人が競って裏に抜けた。いつもやるべきことを選手がやってくれた。それがああいう形での得点につながった」と振り返った。

続けて行われた明治大学と慶應義塾大学の試合は、前半7分に相手の縦パスを橋本健人がヘディングでカットしたボールを松岡瑠夢がダイレクトで右足を振り抜き、慶應義塾大学が先制。明治大学は後半41分、力安祥伍のセンタリングを須貝英大が頭で押し込み同点に追いつく。

さらに明治大学は後半45分、コーナーキックからPKのチャンスを得る。栗田大輔監督からもキッカーに指名された須貝英大がPKを真ん中に蹴って決め、明治大学が2-1の逆転で勝利を収めた。試合後、明治大学・栗田大輔監督は「大きい勝ち点3だった」と評価した。

11月1日には駒澤大学と筑波大学の試合が行われた。試合は後半アディショナルタイム3分に薬真寺孝弥がPKを決め、駒澤大学が1-0で勝利を収めた。試合後、敗れた筑波大学・小井土正亮監督は「相手のほうがチャンスが多かったので、悔しいけど妥当な結果だと感じている。我々はここ数試合、ロスタイムで点を取って勝ってきたが、今日は逆に自分らがそれで負けて、悔しい思いがわかった。駒澤さんから“ちょっと調子に乗るなよ”と言ってもらったような感じで良い薬をもらった」とコメントした。

続けて行われた桐蔭横浜大学と順天堂大学の試合は、後半10分に相手GKのフィードをカットした大森真吾がダイレクトでゴールに蹴り込み、順天堂大学が先制するも、後半37分に寺沼星文がPKを決めて桐蔭横浜大学が同点に追いつく。試合は後半アディショナルタイム4分、右からのフリーキックでキッカー・安島樹がファーの三國スティビアエブスに送り、ヘディングで折り返したボールを上野瑶介がボレーで決めて、順天堂大学が2-1で勝利した。

試合後、順天堂大学・堀池巧監督は先制点について「簡単そうで難しいループを良く決めたし、その前に⼩林⾥駆がプレッシャーを掛けたことで、GKが慌ててミスを引き出した。どういう形であろうと⼤森真吾が決めたということが、我々にとってはすごく大事な得点だった」とし、決勝点に絡んだ交代選手について、「今年は調整で試合に使うことがないから、練習の中からアピールして、なおかつ試合に出たら短い時間でも与えられた時間で結果を出さないとチャンスはないという話をしている。そういう意味で短い時間だったが、上野瑶介にしても、安島樹にしても、良さを出してくれた」と評価した。

第15節の試合結果は以下の通り。

【1部リーグ】
立正大学 2-1 中央大学
早稲田大学 2-0 国士舘大学
明治大学 2-1 慶應義塾大学
駒澤大学 1-0 筑波大学
桐蔭横浜大学 1-2 順天堂大学

【2部リーグ】
流通経済大学 1-1 日本体育大学
関東学院大学 0-0 日本大学
産業能率大学 1-0 青山学院大学
拓殖大学 2-0 明治学院大学
立教大学 2-1 神奈川大学
東洋大学 0-0 東京国際大学

(文=玉 昌浩)

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