ジャン・ハナが再び“秋の女王”となった。
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ジャン・ハナは、11月1日に行われた韓国女子ツアーの「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」(10月29日~11月1日)最終ラウンドで3バーディ・2ボギーの1アンダーを記録し、通算7アンダーの「281」で優勝を果たした。
今シーズン出場した13大会中7大会で10位以内にランクインしながら、未だ優勝できずにいたジャン・ハナが、シーズン初の戴冠に成功した。優勝賞金は1億6000万ウォン(日本円=約1600万円)を獲得し、賞金ランキングで7位(3億8699万ウォン=約3869万円)に上昇した。
これで韓国女子ツアー通算11回目の優勝となったジャン・ハナ。そのうちの7勝が9月と、彼女は“秋の女王”としての地位を着実に固めている。10月には去る2012年の韓国女子ツアー初優勝含む5勝だ。昨シーズンには「ハナ金融グループチャンピオンシップ」や「BMW女子選手権」など10月の2大会で優勝し、7億ウォン(約7000万円)を超える賞金を手にしていた。
ジャン・ハナは大会後、「先週、伯父が無くなった。苦しい思いをしている父の力になれたらと思う」と優勝の感想を述べた。
2番ホール(パー3)で3mのパーパットを外し、不安なスタートを切ったように見えたが、6番ホール(パー4)で7m、8番ホール(パー4)で12mのロングバーディパットを成功させ、単独首位に抜け出した。
ジャン・ハナは「8番ホールのバーディパットが入ったとき、“優勝できる”という確信を持った」と明かした。
16番ホール(パー5)には2.5mのバーディパットのチャンスを逃すも、残る2つのホールをパーで終え、2位タイのグループを2打差で突き放した。
優勝決定直後、ジャン・ハナはパターでホームランを放つ動作を見せる独特のセレモニーで、自身の優勝を祝った。
2012年に韓国女子ツアー・デビューを果たしたジャン・ハナは、2015年から2017年まで米国女子ツアーへの参戦期間を挟み、9年連続優勝を続けている。
また、韓国女子ツアーの現役選手通算最多賞(13勝)と通算獲得賞金1位(45億1600万ウォン=4億5160万円)の大記録も死守した。
キム・ヒョージュ(25)は6番ホール(パー4)のダブルボギー以降、10番ホール(パー5)のイーグルに加えてバーディ2つを奪い首位2打差の2位タイで大会を終えた。キム・ヒョージュは、賞金ランキング1位と平均ストローク数1位の座を固めている。。
今大会ディフェンディングチャンピオンであり、大賞(年間MVP)ポイント1位のチェ・ヘジンは、通算2アンダーの8位タイでタイトル防衛に失敗した。
ただ、チェ・ヘジンは今シーズン出場した14大会中13大会でトップ10入りするなど、驚異のトップ10入賞率92.6%を誇っている。
また、9位タイで終えたユ・ヘランは、新人賞ポイントを1715ポイントとし、ランキング2位ヒョン・セリン(984ポイント)731ポイント差を離し、今シーズンの新人王獲得を確定させた。
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