“美人エース”カン・ソヒ(23)が所属する韓国女子プロバレーボールGSカルテックスが、今シーズン初の有観客でのホームゲーム開催にあたり前売りチケットを発売したところ、わずか8分で完売した。
GSカルテックスは10月28日、10月26日18時にチケットセンターを通じて前売りチケットの販売を開始したところ、ホーム席として用意した846席がなんと8分で完売したと発表した。またビジター席の209席も、2日後の28日正午には完売したとのことだ。
GSカルテックスは11月1日16時にホームでKGC人参公社と対戦する。前売りチケットを購入したファンは、試合開始の2時間前からチケット売り場でチケットを発券可能となっている。ただし新型コロナの影響で、当日券の販売は行われない。
10月17日にシーズンが開幕した韓国プロバレーボールリーグは、新型コロナの影響のなか、10月31日から競技場収容人数の30%の観客を受け入れることとなった。
韓国政府の文化体育観光部は、中央災難安全対策本部による「プロスポーツの観客の入場再開と拡大方案」の発表に基づき、10月末までに競技場収容人数の30%の範囲で観客の入場を許可している。また、文化体育観光部は11月中にはプロスポーツの観戦者入場を競技場収容人数の50%まで拡大する案も進めている。
今シーズンはかつて日本のJTマーヴェラスにも所属していた韓国バレー界の“女帝”キム・ヨンギョン(32)がVリーグに復帰しており、韓国女子バレーボール界の熱気がさらに高まった。
8月30日に行われたキム・ヨンギョンの復帰戦(カップ戦)は、テレビ視聴率が2%を超えたという。さらにカップ戦決勝戦は史上初めて地上波で生中継され、視聴率は3%にまで上ったという。この数字は韓国プロ野球KBOリーグの開幕戦を上回っており、改めて女子バレーの人気を感じさせることとなった。
シーズン開幕前に行われたカップ戦決勝でGSカルテックスは、今シーズンの優勝候補と見られていた興国生命スパイダーズを相手に3-0のストレート勝ちを収めている。その後、シーズン開幕後のリーグ戦では現在1勝2敗で調子が良いとは言い難いが、今回のホームゲームで久しぶりの声援を追い風に上昇気流に乗れるかもしれない。
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