2020シーズンの韓国女子ツアーも残すところあと3大会のみとなったが、昨シーズンの“6冠女王”チェ・ヘジン(21)は未だ優勝がない。
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チェ・ヘジンは昨シーズン、最多勝(5勝)にはじまり賞金女王や平均ストローク賞、大賞、そしてゴルフ担当記者団の選ぶベストプレーヤートロフィーと人気賞も独占。圧巻の6冠に輝いた。
今シーズンも出場した13大会中12大会でトップ10を果たす好調ぶり。さらには、年間MVPに相当する大賞ポイントランキングで1位(396点)、賞金ランキングで9位(3億350万ウォン=約3350万円)にランクインしている。
そのほか、平均ストローク数(3位、69.93打)やドライバー飛距離(10位、246.16ヤード)、グリーン的中率(1位、84.07%)を見ても、昨シーズンとそん色ないプレーぶりだ。にもかかわらず、去る5月の国内大会開幕から“1勝”が遠い。
唯一、今シーズン未勝利の要因に平均パッティング数(72位、32.04個)を挙げられることもあるが、これもこじつけに過ぎない。21.11%のパーブレイク率(6位)を見ても、パッティング技術が悪くないことがわかる。
チェ・ヘジンは、10月29日から済州道ピンクスゴルフクラブで開幕する「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」(10月29日~11月1日、賞金総額8億ウォン=約8000万円)でシーズン初優勝を狙う。また、昨年の同大会制覇者として、タイトル防衛を図る。
そんな彼女の最大の壁はキム・ヒョージュだ。
米国女子ツアーを主戦場とするキム・ヒョージュは現在、賞金ランキング(6億5618万ウォン=約6561万円)と平均ストローク数(69.17打)で首位を走っており、今シーズンの韓国女子ツアー“最強選手”と評価されている。
また、先週行われた「2020 HUENCARE女子オープン」を欠場したため、コンディションも万全に整えているはずだ。
ほかにも、大賞ポイント2位のイム・ヒジョンや新人王最有力のユ・ヘランなど実力のある選手が優勝を虎視眈々と狙う。
是が非でもシーズン“1勝目”を挙げたいチェ・ヘジンは、はたして今大会で優勝トロフィーをかかげることができるだろうか。
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