韓国Kリーグ、“三つ巴の降格争い”は最終節までもつれる大接戦に!各チームの残留条件は?

2020年10月26日 サッカー #Kリーグ
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韓国Kリーグ1(1部)の降格争いは霧に包まれている。もはや、どのチームが降格してもおかしくない状況だ。

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去る10月23日から25日にかけて行われたKリーグ1第26節で、下位チーム同士の熱戦が繰り広げられた。

直近のリーグ戦で5連敗と窮地に追い込まれていた11位の城南FCは、すでに残留を確定させている水原三星ブルーウィングスを2-1で下した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)水原三星戦では、FC東京から城南FCにレンタル中のナ・サンホがゴールを決めた

最下位の仁川ユナイテッドFCも、10位の釜山アイパーク相手に逆転勝利を収め勝ち点3を獲得。直近2試合で1勝1敗と、残留へ向けて安定した戦いぶりを見せていた釜山は、仁川の手痛い一撃を浴びて再び降格圏に墜落した。

現時点で、釜山と城南は勝ち点25で並び、仁川は「1」差の勝ち点24で猛追している。

3チーム中1チームのみが被る降格は、来る10月31日の最終節の結果次第で決まる。最終節では城南と釜山が直接対決を行い、仁川はアウェーでFCソウルと戦う。

10位:釜山アイパーク(勝ち点25、得点数24、得失点差-12)

3チーム中、最も有利なのは釜山だ。釜山は多得点で城南より2得点リードしているため、引き分け以上で自力残留が可能となる。

仮に城南に敗れても、仁川がソウルに負ければ勝ち点1差は変わらないため、11位にとどまることができる。

釜山が城南に敗れ、仁川がソウルと引き分けた場合は、多得点が順位を分ける。

現在、釜山と仁川は多得点で同率に並んでおり、この場合は得失点差によって順位が決定する。得失点差においては、「-11」の仁川が「-12」の釜山を上回っている。

釜山アイパーク

11位:城南FC(勝ち点25、得点数22、得失点差-14)

城南は、引き分けでは自力残留ができない。釜山とは多得点で負けているため、この場合は仁川対ソウルの試合結果を見守らなければならない。

仮に、城南が釜山と引き分け、仁川がソウルに勝利した場合、順位が逆転して城南の2部降格が決まる。

このため、城南としては是が非でも勝利を目指さなければならない。ただし、釜山に敗れたとしても、仁川もソウルに敗戦すれば、順位変動はなく城南は11位をキープできる。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)城南FC

12位:仁川ユナイテッドFC(勝ち点24、得点数24、得失点差-11)

最下位の仁川は、勝利できれば無条件で自力残留が決まる。逆に、ソウルに敗れた場合は、城南対釜山の結果を問わず降格が確定する。

ソウルと引き分けた場合は、城南対釜山の試合結果を待たなければならない。仁川は城南よりも多得点で2ゴール上回っているため、城南が釜山に敗れれば、多得点で城南を上回る仁川が1部残留となる。

釜山と勝ち点で同率となった場合は、多得点と得失点差が順位を決める。そのため、仁川は仮にソウルと引き分けても、最大限複数得点を決めて引き分けることができれば、順位計算において優位に立てる可能性がある。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)仁川ユナイテッドFC

 

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