興国生命スパイダーズがキム・ヨンギョンのVリーグ復帰戦を勝利で飾った。
興国生命は10月21日、ソウル奨忠(チャンチュン)体育館で開かれたVリーグ女子の開幕戦でGSカルテックスと対戦し、セットスコア3-1(29-27、30-28、26-28、25-17)で勝利した。
去る9月のカップ戦で完封負けした相手に、見事な雪辱を果たしたことになる。Vリーグに11年ぶりに復帰し、注目を集めたキム・ヨンギョンは19点を挙げてチームの勝利に貢献。一方のGSカルテックスは開幕2連敗となった。
試合は第1セット序盤から白熱した攻防が繰り広げられた。キム・ヨンギョンは第1セット、2-3でリードされた状況で、押し込んで初得点を挙げた。セット中盤、興国生命がキム・ヨンギョンのブロックとキム・セヨンの速攻で12-10とリードした。興国生命は16-14で2回目のテクニカル・タイムアウトとしたが、キム・ヨンギョンの攻撃が決まらなくなった。
GSカルテックスはカン・ソヒの連続得点で再び19-19の同点に追いつき、ユ・ソヒョンの得点まで決まって徐々にリードを作り出した。興国生命はイ・ジェヨンが力を見せた。第1セットはデュースまでもつれたが、28-27からキム・ヨンギョンのサーブが決まり、興国生命が第1セットを獲得した。第1セットでルシアが11点を記録し、キム・ヨンギョンは4点だった。
第2セットの序盤、キム・ヨンギョンが復活した。2度の攻撃をきちんと得点につなげ、この試合2回目となるサーブでの得点まで決まり、7-2とリードを広げた。キム・ヨンギョンが調子を取り戻すと、イ・ジェヨンも得点に力を加えた。
GSカルテックスも反撃を見せた。ハン・スジの速攻とルッツの得点で13-12まで追撃した。その勢いのまま、GSカルテックスは15-16と逆転に成功。ここから1点差の攻防が続き、 23-23となると、第2セットもデュースまで行われた。ルシアの得点と相手のミスで、興国生命が第2セットも制した。
第3セットの雰囲気が変わった。 GSカルテックスが序盤から激しく攻め、1-5まで点差を広げた。興国生命パク・ミヒ監督がタイムをとると、キム・ヨンギョンが連続得点を決めた。その後も連続ブロックで勢いを見せた興国生命は、11-6と逆にリードを広げた。そこからGSカルテックスはイ・ソヨンとムン・ジユンの連続得点で20-17まで追撃し、ついには23-24と逆転に成功。またもやデュースとなったが、今回はGSカルテックスに軍配が上がった。
キム・ヨンギョンは第4セットに入っても、快調の身のこなしを見せた。9-5とリードした状況では、強烈なアタックを披露。GSカルテックスも粘り強い守備で興国生命を苦しめたが、3~4点差が縮まらず、20-16でキム・ヨンギョンのサーブが決まる。その勢いのまま25-17で、興国生命が試合を決めた。
女子バレー韓国代表のキム・ヨンギョン、イ・ジェヨン、イ・ダヨンらが揃った今季の興国生命スパイダーズは、Vリーグ女子の圧倒的な優勝候補だ。その前評判通りの圧勝とはいかなかったが、開幕戦を飾り、順調なスタートを切った。
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