ベルギーでひとり地下鉄に乗って“涙に濡れたパン”を食べながら、現地で頑張った選手もいた。
しかし、現在では「チャイナ・ラッシュ」が起きている。「中国に行けば実力が落ちるのか」という抗弁もあるだろうか、嘘をついてはならない。良い選手は欧州に行ってこそさらに成長するのは当然のことだ。
キム・ミンジェのプレミアリーグ進出は「説」で終わるのか、現実化するのか、見守らなければならない。
全北現代は北京国安との交渉がほとんど終わったという点を挙げ、「信義」の問題もあるとしたが、キム・ミンジェ本人の考えも重要だ。
いずれにしても、今回のワトフォード移籍説を機に、韓国のDFがもう少し挑戦的な動きをすることを期待したい。
「DFは中国進出」という定説を破る出発点になればと思う。キム・ヨングォンやクォン・ギョンウォンなど、今中国で活躍しているDFたちもキム・ミンジェに欧州行きを勧めているのではないか。
キム・ヨングォンは、「(僕は君が)もっと大きな舞台でプレーすることを望むとミンジェに伝えた。 中国より大きい欧州でプレーするよう勧めた」と話している。