「良くない思い出があるから、今回は必ず…」
今シーズン8ゴール目(プレミアリーグ7ゴール目)を挙げた韓国代表FWソン・フンミン(28・トッテナム)は、チームの引き分けを惜しみつつも、来月に予定されているメキシコ代表とのAマッチの話が出るや否や、声を詰まらせた。
10月19日(日本時間)に行われたプレミアリーグ第5節トッテナム対ウェストハム・ユナイテッドの試合後、本紙『スポーツソウル』とのインタビューに応じたソン・フンミンは、来る11月15日にオーストリアで開催予定のメキシコ代表戦に向けて、雪辱を果たす意志を見せた。
メキシコは2年前、ソン・フンミンに辛い涙を与えた。2018年ロシアW杯のグループステージ第2戦でメキシコと激突した韓国は、守備陣のミスで先に2失点を喫し、後半終了間際にソン・フンミンのゴールで1点を返すも反撃実らず1-2で敗戦した。当時は文在寅(ムン・ジェイン)大統領も現地で試合を見守っていた。
試合直後、ロッカールームに訪れた文大統領を見て、ソン・フンミンは大粒の涙を流した。大統領と国民の前で勝利を得られなかったことへの残念さを含め、さまざまな感情が彼の中で交錯したのだ。
あれから2年が経ち、韓国代表選手たちはより成熟した。
特に、ソン・フンミンは今シーズンここまで7試合(プレミアリーグ5試合、ヨーロッパリーグ2試合)で8ゴール(プレミアリーグ7ゴール、ヨーロッパリーグ1ゴール)を決め、絶好調のコンディションを維持し続けている。
リーグ得点ランキングでも首位タイを走るなど、ワールドクラスの活躍を披露するソン・フンミンには、メキシコ代表選手たちも注目するしかないだろう。
ソン・フンミンは、「韓国代表選手たちはメキシコに対してあまり良くない記憶を持っているが、今回は素晴らしいパフォーマンスと結果で、多くのファンに希望を与えたい」と意気込んだ。
そして、「代表チームにはいつも光栄な気持ちで行く。もっとたくさん準備していきたい」と強調した。
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