去る10月15日から18日にかけて、韓国女子ツアーの今シーズン最後のメジャー大会「KB金融スターチャンピオンシップ」(賞金総額12億ウォン=約1億2000万円)が行われた。
今大会を通算9アンダーの「279」で制したのは、米国女子ツアーを主戦場とするキム・ヒョージュ。通算1アンダーの2位コ・ジンヨンと8打差を離しての“圧巻優勝”だった。
キム・ヒョージュは最終ラウンド終了後、優勝者インタビューで「メジャー大会で優勝できて嬉しいが、最終ラウンドで3オーバー、さらには最後の18番ホールでボギーを叩いてしまった。(優勝を)気持ちよく満喫できず残念だ」と率直な気持ちを吐露した。
大会会場のブラックストーンGCについては、「このコースでこれ以上ラウンディングしたくない。今年の試合の中で一番難しかった。ここにはしばらく来たくない」とコースの難易度に舌を巻いた。通算9アンダーを記録できたとはいえ、まさか自身が優勝できるとは思っていなかったかのような口ぶりだった。
ただ、キム・ヒョージュはラフが深くグリーンも固くて速い今回のコースで、ダブルボギーを犯さなかった自分自身への称賛も忘れなかった。4ラウンドの間でグリーン的中率68.05%を記録できたことについても自評していた。
キム・ヒョージュは、来年の東京五輪への出場可否について「オリンピックを考えると焦ってストレスを感じてしまう。ゴルフが好きでプレーしているのに、そうできなくなりそうだから、神経を使わないようにしている」と話した。
来年の東京五輪には、一国から最大4人しか出場できない。キム・ヒョージュは現在、世界ランキングで1位コ・ジンヨン、2位キム・セヨン、4位パク・インビ、8位パク・ソンヒョンに次いで韓国勢5番手の11位に位置している。
最後に、キム・ヒョージュは「冬のトレーニングで体を鍛えてから、真っ先に考えたのが米国女子ツアーの大会に出場することだった。昨シーズンと比べて飛距離がどれだけ伸びたか、プレーがどれだけ変わったか、自分自身に期待している」と、来月の国内大会終了以降に参戦予定の米国女子ツアーへの期待を語った。
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