新シーズンの韓国Vリーグは、ひとまず無観客で開幕する。有観客への転換時期は、今週中にも確定する。
韓国バレーボール連盟(KOVO)関係者は10月13日、「ひとまずKOVOと球団代表者で討議した結果、開幕は無観客で行うことに決めた。今週にも開幕を迎えるため、すぐに観客席を開放することは困難だという結論が出た」とし、「いつ有観客に転換するかも討議した。早ければ14日、遅くても今週中にも有観客への転換時期を確定する計画だ」と明かした。
韓国政府は去る10月12日、社会的距離置きの段階を1段階へと下方修正した。プロスポーツの観客入場が許容できる段階だ。
この決定を受け、プロ野球は13日から観客席を開放。プロサッカーのKリーグも、週末の試合から有観客へと切り替える。両種目は以前、有観客試合をこなした経験があるため、すでにシステムを確保している状態だ。
ただ、屋内スポーツのバレーボールの場合、開幕まで残り1週間も無い時点で有観客に切り替えるには無理があるという意見が多かった。
しかも、今シーズンのVリーグ第1ラウンドは平日の日中に試合を開催する。これはプロ野球と中継時間が重なったために起きたことだ。
そもそも観客が来るには難しい構造であるほか、屋内スポーツという特性上、社会的距離の確保をより徹底的に行う必要があるだけに、有観客転換に関するマニュアルを詳細に作らなければならない。
急いで観客を迎え入れるよりは、特定の時期を決めて冷静に有観客転換へ準備した方が良いという側面がある。まずは来る10月17日の開幕戦を無観客で行うことにしたのも、こうした背景のためだ。
KOVOが慎重な立場を堅持するなか、有観客への転換時期は今月31日や来月3日が有力だ。2週間程度の期間があれば、観客入場マニュアルを確保するために十分な時間を設けられる。11月3日からは平日も夜開催となるため、大衆の要求にも応えられる。
KOVO関係者は「KOVOは球団からの意見を集め、内部での交通整理が必要だ。慎重に開幕時期を決定する」と伝えた。
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