韓国A代表率いるパウロ・ベント監督が、第2戦の内容と結果すべてに満足感を示した。
10月12日、高陽総合運動場で韓国A代表とU-23代表によるスペシャルマッチ「2020ハナ銀行カップ」の第2戦が行われ、A代表が3-0で勝利を収めた。
第1戦は2-2のドローに終わっていた両チームだったが、第2戦では後半9分のイ・ドンギョンの得点を皮切りに、A代表が一挙3ゴールを挙げて“兄弟対決”を制した。
試合後、ベント監督は「我々の哲学、プレースタイルが確実に改善されたことが重要だと思う。練習期間がそう長くなかったにもかかわらず、選手たちはよく遂行してくれた。守備面でほぼ完ぺきな試合だった。いくつかのセットピースの状況を除けば、しっかりと統制された試合だった」と振り返った。
また、今回“飛び級”でA代表入りしたイ・ドンギョン(23・蔚山現代)、イ・ドンジュン(23・釜山アイパーク)、ウォン・ドゥジェ(22・蔚山現代)らについても満足感を示した。
ベント監督は「イ・ドンジュンはチームに動きとスピードをもたらし、良い姿を見せてくれた。イ・ドンギョンは本人がよりプレーしやすいポジションで起用されて、素晴らしい活躍を披露してくれた。ウォン・ドゥジェも含めて、飛び級した選手たちには満足している」と強調した。
以下、ベント監督との一問一答。
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―前半から圧迫を強力に行った。
重要だったのは、第1戦と比べて我々の哲学やプレースタイルが改善されたことだ。練習期間がそう長くなかったにもかかわらず、選手たちはよく遂行してくれた。全体的に良い試合展開だったし、守備的にはほぼ完ぺきな試合だった。いくつかのセットピースの状況を除けば、しっかりと統制されていた。第1戦ではカウンターの機会を与え、主導権も握られた。それが第2戦では改善され、我々の臨んだサッカーをすることができた。
―新顔の活躍をどう見るか。
今回の招集はいくつか制約があったが、新たな選手を見られる良い機会になったと思う。試合を通じ、新たに抜てきした選手のパフォーマンスや能力を見た。試合に出られなかった一部の選手についても、トレーニングを通じて近くで見守ることができた。2度の親善試合を分析して代表チームを運営する場合、常にチェックしなければならない選手もいれば、出入りのある選手もいる。これからも選手たちの能力を見守っていく。
―飛び級した選手たちを評価するならば。
我々は新しい選手を分析しながら、チーム全体が進むべき方向を定めなければならない。選手たちの活躍については、もっと十分な時間を使って評価すべきだろう。全体を見なければならないし、何が最善の選択かも考えなければならない。
第2戦では飛び級した選手2人が出場した。イ・ドンジュンはチームに動きとスピードをもたらし、良い姿を見せてくれた。イ・ドンギョンは本人がよりプレーしやすいポジションで起用されて、素晴らしい活躍を披露してくれた。ウォン・ドゥジェも含めて、飛び級した選手たちには満足している。3人の活躍に満足している。
―2試合通じてイ・ジュヨンが素晴らしい活躍を見せたが。
基本的に、所属チーム(全北現代)でも左サイドバックで起用されている。我々も彼を左サイドバックとして分類している。今日はイ・ドンジュンの疲労度が溜まっていたこともあり、交代すべきタイミングだった。キム・インソンはすでに交替で退いており、U-23代表にはスピードのある選手がいた。我々と相手の状況を考慮した交代だった。安定的にボールを所有しながら、攻撃も試みた。交代カードとしてはそれなりに成功した。彼自身、左サイドバックというポジションを上手く消化できるだろう。今後も見守っていくつもりだ。
―今回の第2戦、ファンがスタジアムに訪れた。
とても気分が良く、嬉しいことだと思う。我々がファンのためにサッカーをすること。訪れた観客の数は少なかったが、これから厳しい時期を克服し、ある程度日常生活への復帰するための第一歩だと思う。人々の日常生活に少しでも寄与できたらと思う。代表チームが10カ月ぶりに招集されて、第2戦でファンがスタジアムで試合を観戦できたことに感謝している。
―キ・ソンヨンの代表引退後、守備的ミッドフィールダーの悩みについては。
該当のポジションには空白が生まれた。キ・ソンヨンは引退し、もう一つのオプションはチャン・ヒョンスだったが、除外された。多くの組み合わせを考えたし、チョン・ウヨンやチュ・セジョン、ソン・ジュンホも見守った。ソン・ジュンホは、そのポジションを上手くこなせる資質があると見ている。
第1戦と第2戦で異なる戦術を履行したため、ソン・ジュンホの役割にも変化があった。キ・ソンヨンとはまた違ったタイプの選手だ。どの選手も、同じポジションで起用したとして同じプレーを披露するとは限らない。全般的な活躍に満足している。E-1サッカー選手権でも今回の招集でも、良い活躍を見せてくれた。今後も観察しなければならない選手であることは間違いない。招集を確約し続けることはできないが、これまでの活躍や彼自身の姿勢を見ても、相当に良い資質を持つ選手だと言って良いだろう。
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