10月9日、横浜武道館にてFリーグ2020-2021 ディビジョン1第9節、Y.S.C.C.横浜対バルドラール浦安の試合が行われた。
試合はキックオフから一度もボールを奪われることなく、開始6秒で横浜が先制ゴールを決めた。浦安が1分に同点に追いつくも、横浜が10分、11分の連続ゴールでリードを2点に広げる。
浦安はファーストピリオド残り1分42秒に石田健太郎をGKのユニホームで投入し、パワープレーに出る。浦安はセカンドピリオド頭から加藤竜馬にGKのユニホームを着せパワープレーを続行する。対する横浜は滝沢拓也をGKのユニホームで投入しパワープレーで応対するアクションも見せたが、パワープレーを続行せず、走力を生かしたディフェンスで対応した。37分に横浜のオウンゴールで浦安が得点するが、横浜が守り切って3-2でホーム開幕戦を勝利で飾った。
試合後、Y.S.C.C.横浜・前田佳宏監督はホーム開幕戦について、「このピッチでやるのは初めてだったが、素晴らしい雰囲気でやっていただいて本当にたくさんの方に感謝している」と述べ、「しっかり勝利したいということを、選手たちに強く言ってきた。先週F1で初勝利することができて、その勢いがすごくあったので、連勝して次節の名古屋オーシャンズ戦に向かいたいということも話していた。結果が出てすごく良かった」と評価した。
しかし、「内容から言うと浦安さんが後半最初からパワープレーをやってきて、今期Y.S.C.C.としても、これだけ長い時間、パワープレーを受ける機会がなかったので、僕も含めて選手たちが少しばたついてしまった部分があった」と次節への修正点を挙げた。
また、「我々は若いチームなので、たくさんの状況下でプレーすることで、みんなが経験値を積んで成長していけると思う」とし、勝因については「1点目がキーになった。うちの選手たちは、経験値はまだまだないが、すごく勢いを持っているので、最初の入りが良いと何をやってもうまくいくという性質を持ち合わせている。それがうまく行ったかたち」で勝利したと語った。
(文=玉 昌浩)
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