韓国女子ツアーで、アン・ナリンがプロ6年目、93回目の大会にして初優勝に輝いた。
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彼女は去る10月11日、「2020オーテックキャリアチャンピオンシップwith世宗フィールドゴルフクラブ」(10月8~11日、賞金総額8億ウォン=約8000万円)で優勝した後、「あれほど切望していた優勝だったが、実感が沸かない。涙も出なかった」と心境を明かした。
済州島で生まれ、済州島で高校を卒業したアン・ナリン。「優勝というハードルを越えられたので、少しずつ積み上げてきた自信が確実についた。今シーズンの大会も残りあと少ないが、もう一度優勝したい」と決意を語った。
そして、「母と“優勝したら車を買う”という約束をした」と明かすと、「これからはオーナードライバーになって競技場に直接行くことができてとても嬉しい」と述べ、笑顔を見せた。アン・ナリンはこの日、優勝賞金1億4400万ウォン(約1440万円)を獲得した。
第3ラウンド終了時点で当時2位コ・ジンヨンと10打差ものリードをつけ、楽勝が予想されていたアン・ナリン。だが、「(最終ラウンドで)ボギーを3回犯し、13番ホール終了時点のスコアボードを見たとき、2位のユ・ヘランに3打差で追われているのに気が付いた。このままではいけないと思い、気持ちを引き締めた」と、初優勝までの苦難の道のりを打ち明けた。
また、キャディーが当時「大丈夫、できるよ。頑張れ」と激励してくれたことも力になったと伝えた。
以後、アン・ナリンは3バーディ・0ボギーを奪い、2位と4打差で見事初優勝を手にした。
アン・ナリンは初優勝について、「母がツアーについて来るから、家にいつも一人でいる5歳の妹に申し訳ないし、ありがたく思う。そして、いつも一生懸命支えてくれた両親にも感謝の気持ちを伝えたい」とし、目頭を少し赤くした。
「両親が、“ネリダ(降りる)”の古語である“ナリダ”からとった“ナリン”という名前を付けてくれた」というアン・ナリンは、「第4ラウンドのティーショット前まで20アンダーという欲を出したが、そうはいかなかった。でも、イーブンパーを守り切るという試合中の誓いは守った」と笑顔を見せた。
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