韓国Kリーグで3連勝に成功した水原三星、降格圏脱出の立役者は“ヘアバンド三銃士”

2020年10月07日 サッカー #Kリーグ
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韓国Kリーグで水原三星ブルーウィングスが3連勝を挙げた。その好調を語るうえで、“ヘアバンド三銃士”の活躍を外すことはできない。

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水原三星は去る10月4日、仁川サッカー専用競技場で行われたKリーグ1(1部)第24節の仁川ユナイテッドFC戦で1-0と勝利した。

これで勝ち点を「27」に積み上げた水原三星はリーグ3連勝。同時に、最下位である仁川(勝ち点21)との勝ち点差も離し、降格圏からの脱出にも成功した。

シーズン序盤から低迷していた水原三星の復調には、旺盛な運動量と果敢さを兼ね備えた“ヘアバンド三銃士”の存在が欠かせなかった。コ・スンボム(26)、キム・テファン(20)、ハン・ソッキ(24)がその主人公だ。

終盤戦の好調をけん引する3人

コ・スンボムは事実上、今シーズンの水原三星で核となる存在といっていい。実際、開幕戦から15試合連続でフル出場を果たしていた。

しかし、去る8月の第16節全北現代モータース戦でハムストリングを負傷して戦列を離れると、その間にチームも低迷。5試合を戦い、1勝1分3敗と不振を極めた。

その後、第22節の江原FC戦でコ・スンボムは1カ月ぶりに復帰。0-1のビハインドで迎えた後半28分から途中出場すると、それからわずか4分後に値千金の同点ヘディングゴールを決めた。コ・スンボムのゴールで盛り返した水原三星は、最終的に2-1と逆転に成功。コ・スンボムが再び存在感を発揮してみせたとともに、チームも最下位転落のピンチを乗り越えることができた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)コ・スンボム(左)

キム・テファンも、水原三星にとって不可欠な選手だ。本来のポジションはディフェンダーだが、攻撃面でも優れた能力を持ち合わせており、度々前線で起用されることもあった。

そんなキム・テファンは、パク・ゴナ新監督就任以降、主には右ウィングバックとして試合に出場している。彼は相手選手との神経戦も辞さない一方、攻守においてチームに活力をもたらしている。

特に、第23節のFCソウル戦で1アシストを挙げると、第24節では先制点となるデビューゴールを決め、パク・ゴナ監督の期待に応えて見せた。

得点後、キム・テファンはパク・ゴナ監督が現役時代に専売特許としていた襟を立てるゴールパフォーマンスも披露。試合後にパク・ゴナ監督から「センスがある」と褒められていた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・テファン

ハン・ソッキはシーズン序盤、負傷やコンディション不良で激しい浮き沈みが続いていたが、出場機会を得ながら本来の姿を着実に取り戻しつつある。

今シーズンはまだ無得点であることが惜しまれるが、最前線で持ち味のスピードを活かしつつ、猪突猛進な突破で相手DFを苦しめている。第23節ではシーズン初アシストも記録した。

前線でともにプレーするアダム・タガート(27)との呼吸も、試合を重ねるにつれて深まっている様子だ。

ハン・ソッキ(左)

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