女子ゴルフ世界ランキング1位のコ・ジンヨン(25)が、韓国女子ツアーに満を持して参戦する。
10月8日(日本時間)から4日間、世宗(セジョン)特別自治市にある世宗フィールドゴルフクラブで開催される韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー「オーテックキャリアチャンピオンシップ」(賞金総額8億ウォン=約8000万円)が、その舞台だ。
【写真】「実はあの美人プロも…」世界で活躍する“韓国系”女子ゴルファー
オーテックキャリアチャンピオンシップは、新型コロナウイルスの影響で中止となった「ハイト眞露選手権」に代わって新設された大会だ。
コ・ジンヨンは11月の米国女子ツアー復帰を控え、この大会で試合勘を取り戻しておくつもりだ。そのため昨年の米国女子ツアーで共に戦い、4勝を挙げたキャディー、デビッド・ブルーカー(イングランド)を呼び寄せた。ブルーカーは10月6日に2週間の隔離が終わったので、バックを担ぐことも問題ない。
1年2カ月にわたり世界ランキング1位の座を守っているコ・ジンヨンは、今年6月の「韓国女子オープン」に出場して以降、7月に開催されたスポンサー大会「済州(チェジュ)サンダースマスターズ」に出場しただけで、主にフィジカルトレーニングとショットの練習に打ち込んできた。
新型コロナの影響でアメリカに行けなかったため、今季は3大会の出場にとどまっている。2カ月間、試合に出られていなかったこともあり、今回は予選通過が目標となる。
さらにコ・ジンヨンは来る10月15日の「KB金融スターチャンピオンシップ」、11月5日の「ハナ金融グループチャンピオンシップ」と韓国女子ツアーに参戦し、試合勘を取り戻した後、渡米する計画だ。
米国女子ツアーで活躍中の世界ランキング11位で同い年のキム・ヒョージュ、同12位のイ・ジョンウン6(24)はこの間、韓国女子ツアー9大会に出場した。
オーテックキャリアチャンピオンシップには、シーズン2勝のパク・ヒョンギョン(20)をはじめ、韓国女子ツアー賞金ランキング1位から10位までの全選手が出場する。さらにアメリカで活躍中であり、今季の韓国女子オープン優勝者ユ・ソヨン(30)の参戦も決まった。
開催地の世宗フィールドゴルフクラブは、公式戦初出場の選手たちにとっては見慣れない、典型的な韓国型山岳コースだ。全長6676ヤードで下り坂区間が多く、距離による負担は少ない。ドライバーを得意とする選手にとっては、パー5のホールでダブルグリーンを攻略可能という点が勝負所と見られている。
前へ
次へ