韓国Kリーグの残留争い、降格は4チームに絞られたか…江原FCと水原三星が抜け出す

2020年10月06日 サッカー #Kリーグ
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Kリーグのファイナルラウンド(レギュラーラウンドの結果を踏まえ、上位・下位6チームずつが分かれて行われるスプリットシステム)で2試合が終わり、降格クラブの輪郭が見え始めた。

【注目】監督は元Jリーガー…21年ぶり5連敗でファンから非難殺到

第23~24節で、江原FCと水原三星がともに連勝。江原FCは釜山アイパークと城南FCに、水原三星はFCソウルと仁川ユナイテッドに勝利し、それぞれ勝ち点6を手にした。特に江原FCは勝ち点30とし、ファイナルBグループ(下位グループ)で最初に1部リーグ残留を確定させた。

城南FC(22点)と仁川ユナイテッド(21点)が残りの3試合で全勝を収めた場合、両チームとの直接対決が残っているFCソウル(25点)と釜山アイパーク(24点)が得られる最大勝ち点は、それぞれ28点と27点だ。城南FCと仁川ユナイテッドが1度でも引き分けたり、敗れたりすれば、江原FCを逆転することはない。さまざまな状況を踏まえると、江原FCは残り全敗となってもKリーグ1に残留する。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)1部残留を決めた江原FC

残留が不透明だった水原三星も、パク・ゴンハ監督就任後は3連勝を収めており、勝ち点を27としてリーグ8位に上がった。下に4チームが並んでいる状況であるため、大きなアクシデントがない限り、降格することはないと思われる。すぐに次の試合で残留を確定する可能性もある。

降格は事実上、4チームの争いに

江原FCと水原三星が降格の危機から抜け出したなか、FCソウル(25点)と釜山アイパーク(24点)、城南FC(22点)、仁川ユナイテッド(21点)は残り3試合、ギリギリの戦いを続ける見通しだ。現在のランキング、勝ち点を見ると、どこが降格してもおかしくない。

最も危険に見えるのは、城南FCだろう。城南FCは最近5連敗を喫し、最悪の状況に追い込まれた。第23節で守備の要であるヨン・ジェウンが退場し、続く第24節ではキム・ナムイル監督が試合後、審判の判定に抗議してレッドカードを受けた。問題が山積みだ。仁川ユナイテッドより勝ち点が1多いことだけが、せめてもの好材料といえる。

順位では仁川ユナイテッドが最下位だが、同クラブはチョ・ソンファン監督体制で5勝をあげており、簡単には連敗しない雰囲気だ。釜山アイパークもイ・ギヒョン監督代行体制となった最初の試合で勝利し、雰囲気を変えた。

カギを握るのは、FCソウルだ。

FCソウルはチェ・ヨンス前監督が去った後、チームを収拾したキム・ホヨン監督代行がファイナルラウンドを控えて契約問題でクラブを去り、司令塔を失った。コーチ陣と選手が頭を突き合わせているが、確固たるリーダー不在がプラスに働くことはない。ファイナルラウンド2試合で連敗したことが、その証拠だ。

FCソウルは現在、外国人監督の選任を考慮して、複数のエージェントからプロファイルを受けている。しかしビザや新型コロナの自主隔離など、さまざまな問題が原因ですぐに選任することは不可能だ。国内で監督を探す可能性もあるが、難しい状況であることは変わりがない。

まだ下に3チームがあるものの、監督不在の状況で連敗が続けば、降格の危機が一気に近づいてくる。

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