今シーズン、米国女子ツアー12番目の大会であった「ショップライトLPGAクラシック」(賞金総額200万ドル)で、韓国女子勢は1人としてトップ10に名を連ねることができなかった。
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12大会が終了した時点で、すでに3大会目となる“トップ10入りゼロ”となっており、これまでに前例のない状況だ。
新型コロナウイルスの影響で、5カ月ぶりに再開された8月の「LPGAドライブオン選手権」でも、韓国女子勢は1人もトップ10に入ることができなかった。2月に行われた「ISPS HANDAオーストラリア女子オープン」で7年ぶりの優勝を飾ったパク・ヒヨン(33)が20位タイに入ったのが、精一杯だった。
また8月の「マラソンクラシック」でも、シン・ジウン(27)が20位タイにつけたのが韓国女子勢の最高成績だった。
10月5日に終了したショップライトLPGAクラシックでは、世界ランキング7位のキム・セヨン(27)が最終日を3アンダーの69打で終了し、韓国選手で最高順位の18位タイ(276打)に終わった。
初日、2日目で首位を走り、優勝への期待を抱かせたイ・ミヒャン(27)は3打を失って27位タイ(278打)に終わり、飛距離が自慢のパク・ソンヒョン(27)は5打を縮め、イ・ミヒャンと同じ27位タイまで順位を引き上げた。
世界ランキング9位のパク・インビ(32)、メジャー大会である「ANAインスピレーション」を制したイ・ミリム(29)、そしてチェ・ウンジョン(29)にいたっては、予選通過すらできないほどの不振を極めた。
今シーズン、韓国女子勢の優勝のニュースが少ない。例年は12~15勝ずつ挙げていたが、今季はパク・ヒヨン、パク・インビ、イ・ミリムが挙げたわずか3勝にとどまっている。
韓国女子勢が不振の理由は、新型コロナの影響だといわれている。
女子ゴルフ世界ランキング1位のコ・ジンヨン(25)、同11位キム・ヒョージュ(25)をはじめ、すべての選手が米国女子ツアーに復帰できておらず、韓国選手間での競争意識が乏しいためとみられている。
明知(ミョンジ)大ゴルフ部元監督のユ・ヒョンファンプロは「新型コロナの影響はとても大きい。全選手が復帰し、選手間の競争による緊張感が復活したとき、良い成績を期待できるだろう」と語った。
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