韓国代表FWソン・フンミン(28・トッテナム)の得点量産の勢いが尋常でない。この調子でいけば、キャリア最短での二桁得点はもちろん、プレミアリーグ得点王も夢ではない。
ソン・フンミンは10月5日(日本時間)、オールド・トラフォードで行われたリーグ第4節マンチェスター・ユナイテッド戦で先発出場し、2ゴール1アシストの活躍を披露。チームの6-1の大勝に貢献した。
この日、ソン・フンミンは今シーズン公式戦6~7ゴール目(リーグ5~6ゴール目)と3アシスト目(リーグ初アシスト)を同時に成達成した。
“超ハイペース”のゴールラッシュには注目せざるを得ない。6試合で7ゴールを決めたソン・フンミンは、一試合当たり1.16ゴールを記録していることになる。ここにあと3ゴールを加えられれば、早くも5シーズン連続二桁得点に成功する。
現在のコンディションを見ても、キャリア最短二桁得点も十分可能だろう。
去る2015年夏のトッテナム加入から、今年でイングランド生活6シーズン目を迎えたソン・フンミン。過去、キャリア最速二桁得点に成功したのは2019-2020シーズンだ。
当時、ソン・フンミンは公式戦20試合(プレミア14試合、チャンピオンズリーグ5試合、リーグカップ1試合)後の2019年12月8日、リーグ第16節バーンリー戦でシーズン10得点目を挙げた。昨季プレミアリーグ最優秀ゴールに選ばれた、あの約70m独走弾が生まれた日だ。彼はリーグとCLで5ゴールずつ決め、二桁得点達成まで一試合当たり0.5ゴールを記録していた。
序盤から一試合1ゴール以上という驚異のペースを維持できれば、キャリア初となる“秋の二桁得点達成”も成し遂げられるはずだ。
トッテナムは代表ウィーク終了後、10月19日に行われるリーグ第5節ウェストハム・ユナイテッド戦を皮切りに、ELグループステージ第1節LASKリンツ戦(23日)、リーグ第6節バーンリー戦(27日)、EL第2節アントワープ戦(30日)まで4連戦をこなす。
新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、代表ウィークに韓国内で行われる「A代表vsU-23代表」に招集されなかったソン・フンミン。その期間を再充電の機会ととらえ、再開後を見据えてコンディションも整えられる。
リーグ6得点のソン・フンミンは現在、ドミニク・カルヴァート・ルイン(23・エバートン)と並んで得点ランキング首位タイを走っている。
ソン・フンミンは、プレミアリーグで自身最多の14得点を挙げた2016-2017シーズン、得点ランキングで13位に名を連ねた。過去最高順位は、12得点を記録し10位タイにランクインした2017-2018シーズンである。
はたして、ソン・フンミンは現在の好調ぶりを今後も維持し続けることができるだろうか。
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