9月29日、「アミノバイタル®」カップ2020第9回関東大学サッカートーナメント大会2回戦、関東1部リーグ所属の駒澤大学と、関東2部リーグ所属の流通経済大学の試合が行われた。
試合は前半14分、宮本優太のゴールで流通経済大学が先制し、前半43分には満田誠が追加点を奪う。さらに後半7分には佐藤響がゴールを決め、流通経済大学が3点をリードする。駒澤大学は後半40分に土信田悠生がヘディングで1点を返すも、流通経済大学が3-1で駒澤大学に勝利し、準々決勝に駒を進めた。
試合後、流通経済大学・中野雄二監督は、前半を振り返り、「球際で負けないという面では体を張っていた。奪ったボールをしっかり動かして、相手ゴール前まで行ってシュートを打つこともできていたので、スコアにそれが表れた。ほとんどピンチらしいピンチも前半はなかったので、ほぼ100点に近いゲームをやってくれた」と評価した。
しかし後半3点目を取った後、「駒澤さんがカードを切ってきて、さらに強力なフォワード陣を前に並べた。その圧力の中で(後半は)風下なので、ボールを蹴るんじゃなく、もっとグラウンダーでボールを動かして展開していこうとハーフタイムに話したが、圧力の中で蹴り出してしまった。結果的に1点返されることにつながってしまった」と課題を挙げた。
また駒澤大学について、「駒澤さんはやっぱりそこが強い。あの状況でも全然あきらめずに、1点を返してくる。さらには2点目をとられてもしかたがない場面もあった。そこには伝統的な強さがあると思う」とし、「駒澤さんは特に“駒澤スタイル”がはっきりしているチームなので、実は一番勝ちづらい相手だと思っていた。今日が最大の山場だと思っていた」とコメントした。
2回戦の試合結果は以下の通り。
桐蔭横浜大学 2-0 筑波大学
作新学院大学 0-1 日本大学
駒澤大学 1-3 流通経済大学
明海大学 1-2 東洋大学
早稲田大学 0-0(延長0-0、PK4-2)立教大学
法政大学 2-1(延長1-0)拓殖大学
東海大学 1-0 青山学院大学
慶應義塾大学 0-1 立正大学
(文=玉 昌浩)
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