トロント・ブルージェイズのリュ・ヒョンジン(33)とセントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョン(32)が、今シーズンのMLBレギュラーシーズンで最後の先発登板に臨む。
来る9月25日(日本時間)、リュ・ヒョンジンはニューヨーク・ヤンキース戦、キム・グァンヒョンはミルウォーキー・ブルワーズ戦でともに登板が予想されている。
2人の同日先発登板は今回が4回目だが、同時に勝利を挙げたことは未だない。
メジャーリーグの舞台で2人の韓国人投手が同日に勝利を収めたのは、去る2005年8月25日のパク・チャンホ(当時サンディエゴ・パドレス所属)とソ・ジェウン(当時ニューヨーク・メッツ所属)が最後だ。
同日に登板するリュ・ヒョンジンとキム・グァンヒョンだが、2人を取り巻く状況はそれぞれまったく異なる。
まず、ブルージェイズ率いるチャーリー・モントーヨ監督は9月23日、ヤンキース戦の試合前に行ったオンラインインタビューで「今日はタナー・ロアーク、明日はロビー・レイ、明後日はリュ・ヒョンジンが先発登板する」と発表した。
ブルージェイズは22日までに28勝26敗の勝率0.519を記録し、アメリカン・リーグのポストシーズン第8シードの座を守っている。
チームは来る30日にワイルドカードシリーズ第1戦を控えるため、リュ・ヒョンジンは今回の登板では無理をせず、少ない投球数に終わるものと予想されている。
一方のカージナルスは、23日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦前に配布したゲームノートを通じ、キム・グァンヒョンが25日に先発登板することを予告した。
チームはここまで26勝25敗の勝率0.510と、ナショナル・リーグ中地区2位につけている。3位シンシナティ・レッズとは勝率で0.001のみ上回る。全体のシード順位でも6位を記録しているが、9位ブルワーズとのゲーム差はわずかに1だ。
カージナルスとしては、キム・グァンヒョンの好投を切実に求めている。
キム・グァンヒョンは今シーズン、去る15日のビジターゲームで1度だけブルワーズ相手に先発登板し、パーフェクトなピッチングを披露。同日、キム・グァンヒョンは7イニングを投げ、3被安打6奪三振無失点を記録していた。
キム・グァンヒョンが自身の活躍でカージナルスをポストシーズンに導き、リュ・ヒョンジンとの“韓国人メジャーリーガー対決”を実現させるかどうか、注目が集まっている。
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