韓国女子ツアーが再び慌ただしくなる。
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来る9月25日から行われる「2020ファントムクラシック」(9月25~27日、賞金総額6億ウォン=約6000万円)を皮切りに、11月の「ADTキャップス・チャンピオンシップ」(11月13~15日、賞金総額6億ウォン=約6000万円)まで、ほぼ毎週大会が開催されることになる。
当初、今シーズンは31個の大会を開催予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響でスポンサーが降りるなどし、多くの大会が中止に追い込まれた。
韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)のキム・スンフィ専務理事は「最低でも全大会の50%を正常開催できれば、賞金ランキングを基盤にシード戦を行い、ツアーを正常に運営することができる」とし、「幸いにも(今シーズンは)18個の大会を開催できる運びとなった。苦しい状況でも、大会開催を支援してくれたスポンサー企業の方々に感謝を述べたい」と語った。
9月以降に予定されていた大会のうち、「2020 OK貯蓄銀行パク・セリ・インビテーショナル」が中止となり、「第21回ハイトジンロチャンピオンシップ」が翌年に延期となった。また、韓国で開催予定の米国女子ツアー「BMW女子選手権」も翌年延期が決まった。
そうした中、韓国女子ツアーは「2020ファントムクラシック」のほか、「2020オーテックキャリアチャンピオンシップwith世宗フィールドゴルフクラブ」(10月8~11日、賞金総額8億ウォン=約8000万円)、「2020 HUENCARE女子オープン」(10月22~25日、賞金総額8億ウォン=約8000万円)と新規大会を続々と生み出した。
通常であれば、大会を準備するまでには3カ月以上もの期間を要する。スポンサー企業誘致のみならず、ゴルフ場の手配などをしなければならないからだ。それが今回、KLPGAはわずか1カ月の間に3つの大会を新設してみせた。
KLPGAは去る5月、「第42回KLPGAチャンピオンシップ」を無観客で開催した。
新型コロナの影響で世界各国のツアーが息をひそめていた状況で、韓国女子ツアーがどこよりも先駆けて再開させたことが話題を呼んだ。当時、大会はアメリカやカナダ、オーストラリアニュージーランド、日本など全世界で生中継された。
残りの大会には、米国女子ツアー勢のキム・ヒョージュやイ・ジョンウン6も参戦を続ける予定だという。それだけに、韓国女子ツアーの存在感は今後もさらに高まる見通しだ。
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