松山英樹や石川遼が挑む「全米オープン」、韓国勢では最年少イム・ソンジェに期待

2020年09月17日 ゴルフ #男子ゴルフ
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韓国のイム・ソンジェ(22)、アン・ビョンフン(29)、カン・ソンフン(33)、キム・シウ(25)が、米国男子ツアーのメジャー大会である第120回「全米オープン」(賞金総額1250万ドル)で初優勝を狙う。

日本からは松山英樹、石川遼、今平周吾、金谷拓実が参戦する。

【写真】観客に“中指”を突き立てた韓国人ゴルファー、何があった?

9月18日(日本時間)から4日間、米ニューヨーク州のウイングドフットGCで開かれる全米オープンに参加できる選手は144人。メジャー大会であるため、出場資格も難しい。そのうち韓国人選手は昨シーズン608万ドルを稼いだイム・ソンジェをはじめ、アン・ビョンフン、カン・ソンフン、キム・シウの4人だ。

彼ら4人のうち誰が優勝しても、韓国人初でアジア選手初の快挙となる。“メジャーハンター”であるブルックス・ケプカ(アメリカ)は、ひざの負傷で欠場する。

(写真提供=オールザッツスポーツ)イム・ソンジェ

イム・ソンジェのアイアンショットに期待

全米オープンは伝統的に、長い距離とラフなどの悪名高いコースと知られている。今年のコースは、さらに難しいウイングドフットのコースだ。

過去6回、全米オープンが開催されるウイングドフット・ゴルフ・クラブは、全長が長く、フェアウェイが狭いうえ、グリーンまで難しいため、これまで以上に厳しい試合が予想される。オーバーパーの優勝者が出るとの見方が支配的だ。全米オープンに挑む韓国ゴルファーには、ここで試合をしたことのある選手がいない。

シーズン最終戦である「ツアー選手権」に2年連続出場し、今年は11位という好成績をあげた2018-2019シーズンの新人王イム・ソンジェは、2018年の全米オープン予選落ちなど、メジャー大会は4大会連続で予選落ちという弱点がある。それでも先週のセーフウェイオープンを経て、全米オープンを目指した。

正確なティーショットと洗練されたアイアンショットが冴えれば、ウイングドフットの難コースも克服することができる。1週間の再充電がプラスに働くことも期待される。

イム・ソンジェは9月18日午前1時54分にティーオフし、同伴プレーヤーはホアキン・ニーマン(チリ)、キャメロン・チャンプ(アメリカ)に決まった。彼らのグループは、米国男子ツアーが注目する新鋭3人だ。

韓国人選手が全米オープンで収めた歴代最高成績は、20011年大会でヤン・ヨンウンが記録した3位タイだ。

アメリカのゴルフ専門チャンネル『ザ・ゴルフ・チャンネル』は、優勝候補1位をダスティン・ジョンソンとし、2位ジャスティン・トーマス、3位ザンダー・シャウフェレ、4位コリン・モリカワ(いずれもアメリカ)などを挙げた。

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