ポストシーズン進出(リーグ5位以内)が難しくなった下位チームが、まさかの奮闘を見せている。特に韓国プロ野球史上、初となるシーズン100敗の可能性がある9位SKワイバーンズと、10位ハンファ・イーグルスの反撃が目立つ。
9月15日の試合では8位サムスン・ライオンズ、9位SKワイバーンズ、10位ハンファ・イーグルスが、5位KTウィズ、6位KIAタイガース、4位LGツインズを下した。リーグ上位入りのためにすべての試合で勝利が必要な中位チームの足を、下位チームが引っ張った格好だ。
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上位を目指す中位チームとしては、動揺を隠せない状況だ。中位チームは下位チームとの対戦で勝利を重ね、それを足場としてプレーオフ進出を成し遂げようと目論んでいる。残り40試合を切った今、1試合、1試合の勝利が大事な理由だ。
しかしリーグ下位のチームも切迫した状況は同じといえる。特に9位SKワイバーンズと10位ハンファ・イーグルスは、初の“シーズン100敗”という不名誉記録がかかっている。
韓国プロ野球KBOリーグの歴史のなかで、1シーズンに100敗した球団は、まだ1つも出ていない。KBOリーグのシーズン最多敗戦は、2002年のロッテ・ジャイアンツが記録した97敗(35勝1分)だ。
SKワイバーンズは9月16日現在、109試合を終えて37勝71敗1分で、100敗まで29敗を残している。しかし9月15日にKIAタイガースに勝利して5連勝とし、「100敗はない」との勢いを見せている。
一方でハンファ・イーグルスは、初の100敗に到達する可能性が高まっている。
9月16日現在、107試合を行って30勝75敗2分。残り37試合のうち25試合以上で敗れると、不名誉なタイトルを獲得することになる。ハンファ・イーグルスは今回、LGツインズを下して4連敗を脱したが、ここから連勝することができるか注目される。
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