韓国のチョン・インジが感覚を取り戻した。成績に対するプレッシャーを離れ、表情もショットも軽やかになった。
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チョン・インジは9月11日(日本時間)、米カリフォルニア州のミッションヒルズCCで行われている米国女子ツアーのメジャー大会「ANAインスピレーション」(賞金総額310万ドル)に出場し、初日を5アンダーで終えた。
首位ネリー・コルダに1打差の2位タイ。チョン・インジは「コースを楽しもうと努力したし、素敵なラウンドになったと思う」と、満足感を表わした。
メジャー大会はチョン・インジにとって良い記憶がある。韓国女子ツアー活動中に出場した2015年の「全米女子オープン」でいきなり優勝し、アメリカ進出後の新人として出場した2016年の「エビアン選手権」でも優勝を果たした。
米国女子ツアー最初の2勝をいずれもメジャー大会で飾り、“メジャークイーン”としてスターダムに上がった。急速な上昇を見せる勢いがあったチョン・インジだが、2018年に「LPGA KEB・ハナバンク選手権」を制して以降は下り坂となり、怪我による不振に陥った。
チョン・インジは「自分のゴルフが完全ではないという考えにとらわれ、自らを追い詰めたことが不振の原因だったと思う。ショットからパッティングまで完璧でなければならないというプレッシャーのせいで、ゴルフを楽しめなかった」と話した。
休息や旅行などで心を落ち着かせ、プレーを楽しむことが大切という結論を導き出した彼女は、8月に行われた「ASIスコットランド女子オープン」と「AIG女子オープン」で7位タイを記録し、復活の足場を用意した。
チョン・インジは大会初日を振り返り、「1番ホールで短いバーディーパットを逃したものの、2番ホールで6mくらいのバーディーパットを決めて自信が出た」と話した。
まだ初日を終えただけであるため、結果を見守らなければならないが、チョン・インジが優勝争いに加われば、他の韓国人選手たちとの競争がさらに激しくなると思われる。
今回の大会から米国女子ツアーに復帰したパク・ソンヒョンは3アンダーの9位タイ、キム・セヨンも9位タイで初日を終えた。日本の渋野日向子は2アンダーの19位タイだった。
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