2015年夏にトッテナムに加入した韓国代表FWソン・フンミン(28)は、昨シーズンまでプレミアリーグ160試合に出場し、53ゴール29アシストを挙げた。
彼が出場した160試合で、チームは94勝31分35敗の勝率0.684を記録した。
ソン・フンミンは2020-2021シーズン、負傷など大きなアクシデント無くプレー出来れば、プレミアリーグで複数の記録を達成する可能性がある。
まずは、出場試合数の面で記録更新が期待される。
プレミアリーグではこれまで13人の韓国人選手がプレーしてきたが、最も多くの試合に出場したのは元韓国代表MFキ・ソンヨン(31・FCソウル)だ。
キ・ソンヨンはスコットランドリーグのセルティックからスウォンジー・シティに移籍した2012年から、プレミアリーグでの挑戦を始めた。
そこからサンダーランドへのレンタル移籍などを経て、昨年2月にニューカッスル・ユナイテッドを退団するまでの8シーズンでキ・ソンヨンは187試合に出場。マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元韓国代表MFパク・チソン(39、154試合)よりも33試合多くプレミアリーグでプレーした。
昨シーズンまで160試合を消化したソン・フンミンは、新シーズンで28試合以上出場すれば、韓国人選手のプレミアリーグ最多出場記録を塗り替えることになる。
ソン・フンミンはトッテナム加入以降、1シーズン当たり平均32試合に出場しているだけに、新シーズンで最多出場記録を更新できる可能性は十分にある。
さらには、アジア人選手最多出場記録の更新も狙えそうだ。現在、プレミアリーグ最多出場記録を保持するアジア人選手は、元イスラエル代表MFヨッシ・ベナユンである。
ウェストハム・ユナイテッドやリバプールで活躍したベナユンは、プレミアリーグで通算194試合に出場した。ソン・フンミンが新シーズン、38試合のうち35試合以上でプレーできれば、アジア人最多出場記録保持者となれるかもしれない。
ソン・フンミンはすでにトッテナムで替えの利かない主力選手と評価される。2017-2018シーズンには自身最多となる37試合出場の経験もあるだけに、プレミアリーグで35試合以上出場することも困難ではないだろう。
ソン・フンミンは昨シーズン、プロデビュー以降初めて1シーズンで“10ゴール10アシスト”を達成した。そこで期待されるのは、プレミアリーグ通算ゴール&アシスト合計「100」の大台だ。
これまでプレミアリーグで53ゴール29アシストを挙げたソン・フンミンは、新シーズンで合計「18」のゴールとアシストを決めれば、プレミアリーグ通算「100」を達成することになる。
ソン・フンミンは直近4シーズン連続で二桁得点を挙げることに成功。昨シーズンはそれに加えて二桁アシストも挙げた。
それだけに、来る2020-2021シーズンでも勢いに乗ることができれば、通算ゴール&アシスト合計「100」の達成も可能なはずだ。
2020-2021シーズンのプレミアリーグは来る9月12日(日本時間)に開幕する。トッテナムは14日、本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアムでエヴァートンと開幕戦を戦う。
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