韓国プロ野球では今季、“無名選手”たちが逆襲!日本の独立リーグ出身選手も活躍中

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韓国プロ野球は今シーズン、新しい風が吹いている。

新人選手だけでなく、苦しい野球人生を歩んできた無名選手の逆襲も続いているのだ。

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NCダイノスの内野手カン・ジンソン(26)からハンファ・イーグルスの投手ユン・デギョン(26)、そして斗山ベアーズの捕手チェ・ヨンジェ(29)などが、長い無名時代のトンネルを抜け出して野球人生の転換期を迎えている。

カン・ジンソンは今シーズン、序盤の活躍で最高の“シンデレラボーイ”として浮上した。代打要員として今季をスタートさせたカン・ジンソンは、5月8日と5月10日、5月13日に代打として3回出場し、本塁打2本とサヨナラ安打を放ち、レギュラー入りした。

9月9日現在、打率0.337、12本塁打、55打点と好成績を残しており、NCダイノス打線の主軸に定着しつつある。

NCダイノスの内野手カン・ジンソン

2012年にNCダイノスに入団したカン・ジンソンは、プロデビューから9年目を迎えた。昨シーズンの打率0.247、2本塁打、14打点がキャリアハイに過ぎないほど、大きな活躍は見せてこなかった。高校時代は将来を有望視されながらも、プロでは活躍を見せることができず、ポジションも外野手、サード、ファーストなど変更が多かった。引退まで真剣に悩んでいた彼だが今季、ついに潜在力を発揮して注目を集めている。

日本の独立リーグ出身、ユン・デギョン

ハンファ・イーグルスのブルペン投手ユン・デギョンも、彗星のごとく登場した投手だ。

2013年にサムスン・ライオンズの指名を受けたユン・デギョンは、放出される悲しみを経験した。しかし野球をあきらめず、日本の独立リーグに進出しており、昨年ハンファ・イーグルスのユニホームを着ることとなった。

ハンファ・イーグルスの投手ユン・デギョン

ハンファのスカウト陣が日本に渡ってユン・デギョンを直接確認し、迎え入れを決定した。 「また痛みを経験したくないのであれば、本当に頑張らなくてはならない」と話したユン・デギョンの切実さは、結果として表れている。

ユン・デギョンは今季、33試合に登板して1勝、2ホールド、防御率1.42を記録している。今ではハンファ・イーグルスの“ブルペンの看板”として注目されている。

また同じくハンファ・イーグルスのキム・ジンウク(20)も、9月9日のサムスン・ライオンズ戦で6イニング無失点の力投を見せ、プロデビュー初の先発勝利をあげて深い印象を残した。キム・ジンウクは2018年にプロ指名を受けたが、今シーズンから重用されて結果を残している。

育成選手出身者の奮闘も目立つ

斗山ベアーズの捕手チェ・ヨンジェは2014年の育成選手出身で、8月1日に初めて今シーズン1軍の試合に出場してから期待以上の活躍を見せ、キム・テヒョン監督から賞賛されている。

2016年4試合に出場し、打率0.222、2安打、1打点が通算1軍成績のすべてだったチェ・ヨンジェは、今季22試合に出場し、打率0.300を記録している。正捕手パク・セヒョクを追い抜き、斗山ベアーズを守っている。

斗山ベアーズの捕手チェ・ヨンジェ

2018年の育成選手出身でキウム・ヒーローズの外野手ピョン・サングォン(23)も、8月末からのチャンスを生かして期待以上の活躍をしている。16試合で打率0.286、得点圏打率0.333を記録し、負傷者が多いキウム・ヒーローズのなかで奮闘している。

今シーズンはまだ終わっていない。無名時代を過ごして成長し、希望の花を咲かせている彼らの姿は、ファンに深い感動を与えている。残りシーズン、また違う選手がサプライズ登場するか、期待を集めている。

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