米国男子(PGA)ツアー2年目のイム・ソンジェ(22)は2019-2020シーズン、どのくらい稼いだのだろうか。
昨シーズン、新人王に輝いたイム・ソンジェは9月8日(日本時間)に幕を閉じた米国男子ツアー最終戦「ツアー選手権」で、大会2日目まで1打差の2位だったが、最終的に11位(通算10アンダー)でシーズンを終えた。
イム・ソンジェは同大会で昨年19位を記録しており、今年は順位を8階段引き上げたことに満足しなければならなかった。
イム・ソンジェは今季、新型コロナの影響で米国男子ツアーが大幅に縮小され、25大会の出場にとどまったが、3月の「ザ・ホンダクラシック」優勝をはじめ、トップ10に7回入ってシーズン賞金ランキング9位の433万7811ドル(約4億6100万円)を稼いだ。
シーズン中盤までは、韓国人選手によるシーズン最多賞金の突破も期待されたが、新型コロナの影響で3月にシーズンが中断され、6月に再開した後は調子が上がらず、記録達成が失敗に終わった。ツアーが約3カ月間も中断されたことが残念だった。
米国男子ツアーで韓国人選手のシーズン最多賞金は、2007年に2勝をあげたチェ・ギョンジュの458万7859ドル(約4億8800万円)だ。
ただシーズンが終わった後に手にするさまざまなボーナス賞金を加えると、イム・ソンジェが韓国人選手としては過去最多となる。
イム・ソンジェは8月16日の「ウィンダム選手権」が終わり、フェデックスカップポイント5位を記録し、上位10人に与えられるウィンダムリワードのボーナス100万ドル(約1億600万円)を獲得した。韓国人選手がそのボーナスを得たのはイム・ソンジェが初めてだ。
イム・ソンジェは他にも、フェデックスカップ順位11位に与えられるボーナス75万ドル(約8000万円)を受け取ることになった。つまり今シーズン、大会賞金とボーナスを合わせて計608万7811ドル(約6億4700万円)の収入を記録したことになる。
イム・ソンジェは2018年にCJとメインスポンサー契約を、今年のウリ金融グループとサブスポンサー契約を結んだ。またタイトルリストからはゴルフ用品の後援を受けている。具体的な契約条件を確かめてこそ把握できるが、最小限のインセンティブ契約が含まれていたとしても分厚いボーナスを得ることになると思われる。
イム・ソンジェは大会賞金やスポンサーから受けるボーナスまで合わせれば、1年間で最少でも800万ドル(約8億5000万円)を稼いだと予想される。
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