9月2日、RKUフットボールフィールドにて「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦」第2節、第3節延期試合が行われた。
RKUフットボールフィールドB面にて行われた立教大学対明治学院大学の試合は、後半36分立教大学の右サイドバック堀博昭の右からのクロスを大塚諒が左足で丁寧にゴール右隅に蹴り込み、立教大学が先制する。立教大学は後半41分の選手交代でフォーメーションを5-4-1に変更し、守備を固め1点のリードを守り切り勝利を収めた。
試合後、立教大学・池上礼一監督はゴールシーンについて、「今日の試合においては、右サイドをえぐれるシーンが多かったので、堀のクロスに合わせて中に入るようにと、ツートップと逆サイドハーフの選手に伝えていた。ボランチの大塚があそこまで入っていって、丁寧に決めてくれたのは、選手たちが作り出した形」と評価した。また、「もともと立教のマインドとして、粘り強い守備から泥臭くても、1点取って勝つという歴史がある。都リーグの時代から、その戦い方がベースとしてある。そこは信頼して選手たちの財産を存分に生かして、結果を選手たちが持って来られるように祈るだけ」と述べた。
続けて、RKUフットボールフィールドB面では、順天堂大学対専修大学の試合が行われた。前半8分、専修大学・坂西望の右サイドからのクロスがオウンゴールを誘い、専修大学が先制。前半13分には順天堂大学がフリーキックのクリアボールを左サイドで拾った三國スティビアエブスがシュートを放ち、ゴール前で寺山翼が触ってゴールネットを揺らし追いつくも、前半18分に専修大学が左からのフリーキックのセカンドボールを右サイドで坂西望が上げ、それを吉田和拓がヘディングで決めて専修大学がリードして前半を折り返した。
後半開始直後の3分、順天堂大学・杉山直宏の左コーナーキックを寺山翼がヘディングで突き刺し、再度同点に追いつく。後半36分、大谷京平が中央をドリブルで持ち上がり右にパスを送り、ボールを受けた三國スティビアエブスが切り替えして左足で落ち着いて決め逆転。さらに後半43分には、後藤裕二が右サイドを抜けて出して上げたボールを大森真吾が左足で蹴り込みだめ押し。試合は4‐2で順天堂大学が勝利を収めた。
順天堂大学・堀池巧監督は、「前半崩されてやられたというよりは、自分たちのミスが続いてやられたから、後半立て直そうとした。寺山のヘディングシュートで早い時間に追いつけたのが、チームを勇気づけた」と試合を振り返り、今試合2得点の寺山翼について、「ワンボランチでハードワークして、攻守ともにバランスをとって、試合を決定づけた」と評価した。
9月2日に行われた、第2節、第3節延期試合の結果は以下の通り。
第2節延期試合
【1部リーグ】
順天堂大学 4-2 専修大学
【2部リーグ】
関東学院大学 1-2 産業能率大学
立教大学 1-0 明治学院大学
第3節延期試合
【2部リーグ】
東洋大学 3-3 東京国際大学
(文=玉 昌浩)
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