8月22日、RKUフットボールフィールドにて「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦」第1節、第6節延期試合が行われた。
RKUフットボールフィールドA面にて行われた日本体育大学対関東学院大学の試合は、開始直後に試合が動いた。前半2分、日本体育大学の最初のコーナーキックのカウンターから、関東学院大学・木下海斗が右サイドで縦につなぎ、大友千裕がドリブルで運んで上げたボールを村上悠緋がヘディングで決めて先制。日本体育大学も前半7分、土佐陸翼が左サイドでためを作り、縦に走りこんだ三浦颯太にパスを送ると、三浦颯太が左足でダイレクトで上げたボールがファーポストに当たってゴールに入った。試合は1-1のまま終わり、引き分けとなった。
試合後、関東学院大学・石村大監督は「ここ何試合かゲームの入りは集中しており、受けに回らず入れている。その流れで点をとれたのは良かった」と評価した。日本体育大学については「個々人の能力が高く、チームでも崩せるし個人でも打開できる両方を兼ね備えた素晴らしいチーム」と評し、「この内容だと、うちからすればよく勝ち点をとれたなという印象。負けてもおかしくない内容だった」と振り返った。
一方、日本体育大学・矢野晴之介監督は、今年のチームについて「攻守にわたってのアグレッシブさが売り」とし、「今日もチャンスはたくさん作ったけど、決めきれなかった」と振り返った。
続いて青山学院大学対立教大学の試合が行われた。前半15分、立教大学・堀博昭の左サイドからのフリーキックのクリアボールを、関口崇太がダイレクトで右足を振り抜き先制。対する青山学院大学は後半10分、左コーナーキックを羽生識がニアで頭で合わせて同点に追いつく。しかし直後の後半13分、ゴール前で得たフリーキックを堀博昭が直接決め、2-1で立教大学が勝利を収め連勝した。
試合後、立教大学・池上礼一監督は「ゲームをコントロールするには、まだまだ力量も経験もない。ある意味経験があるのは、去年の悔しい思いや勝ちきれない経験。去年の危機感を持ち続けて、一戦必勝でやっている」とし、「選手たちが気持ちを切らさずに、紙一重で試合を持ってこられている。この紙一重の経験を、次の試合でも“あのとき守りきれた”という自信につなげていけたらと思っている」と述べた。
8月22日に行われた第1節、第6節延期試合の結果は以下の通り。
第1節延期試合
【2部リーグ】
日本体育大学 1-1 関東学院大学
産業能率大学 2-0 明治学院大学
青山学院大学 1-2 立教大学
第6節延期試合
【2部リーグ】
東京国際大学 1-1 神奈川大学
(文=玉 昌浩)
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