“ゴルフ女帝”パク・インビが米国女子ツアーの舞台に帰ってきた。アメリカ本土ではなく、スコットランドが舞台だ。
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パク・インビは8月20日(日本時間)、スコットランドのロイヤルトゥルーンGCで開かれる「AIG女子オープン」(賞金総額450万ドル)に出場する。日本からも渋野日向子や畑岡奈紗らが出場することで、注目度が高い。
同大会は2019年まで「全英女子オープン」と呼ばれたメジャー大会であり、韓国勢としてはシン・ジウンやヤン・ヒヨン、チョン・インジ、イ・ミヒャン、ソン・ユジョンなども参加する。
パク・インビは2月の「ISPS HANDA オーストラリア女子オープン」で優勝して以来、6カ月ぶりとなる米国女子ツアー復帰にメジャー大会を選択した。東京五輪に向けて世界ランキングを引き上げなければならないという計算も入っての出場だろう。
韓国女子ツアー「済州三多水マスターズ」(7月30日~8月2日)で、キャディーとして呼吸を合わせた夫、ナム・ギヒョプ氏が今回もキャディーを務める。パク・インビは「メジャー大会で夫がキャディーをやったことはない。心配なところもあるし、大変だと思うが、とてもありがたい。結果がどうなろうと、スコットランドで4日間プレーし、夫に忘れられない思い出を残す」と笑った。
パク・インビの夫は彼女のスイングを誰よりもよく知っているため、試合中にミスしたり、間違った選択をしたりしたときに正してくれるアシスタントの役割を担う。すでに「済州三多水マスターズ」で、その強みを経験しただけに、米国女子ツアー復帰戦であり、メジャー大会でもある一戦で夫にキャディーを要請したと考えられる。
過去6カ月間、韓国に滞在し、韓国女子ツアーと自身の名前を冠して主催した「オレンジライフ・チャンピオンズトロフィー朴仁妃インビテーショナル」に参加した。
パク・インビは8月20日のLPGA事務局とのインタビューで、「今大会に参加する前に2大会ほどに出場し、感覚を少し取り戻せたようだ。困難な時期に大会を開催したLPGAとスポンサー関係者に感謝の言葉を申し上げる」とし、「この大会は良い思い出が多い。スコットランドでプレーすることがとても好きなので、この大会には必ず参加したかった」と述べた。
ただ見知らぬ大会場は克服すべき課題だ。パク・インビは、「ロイヤルトゥルーンGCはコンディションがとても良かった。天気があまりに良く、第一印象は名門ゴルフ場という感じだった。風が吹くとまったく異なるゴルフ場になるが、フェアウェイバンカーをうまく避けてプレーすべきだ」と述べた。
また「グリーン周りでは浮かすショットよりも、バンプアンドランや転がすアプローチをする必要がある印象を受けた」と述べた。すでに攻略準備を終えたものと解釈される。
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