無観客に逆戻りの韓国プロ野球…徹底した防疫も虚しく新規感染者急増のため

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韓国プロ野球が最終的に、観客の入場を取り消す。最近、韓国で新型コロナウイルス感染者が拡大しており、韓国政府が“無観客”を決定した。

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チョン・セギュン国務総理は8月15日、政府ソウル庁舎で新型コロナ中央災難安全対策本部会議を主宰し、「新型コロナ感染者が急増したソウル特別市と京畿道の“社会的距離を置く対策”を2段階に高めようとしている」と述べた。

これにより、プロスポーツの試合に観客を入場させることが再び不可能となった。韓国政府は8月16日0時を基準に、まず2週間は維持するとされる。

韓国プロ野球も観客入場の解禁から22日で無観客に戻る。

選手もフロントも感染者ゼロだが…

ソウルを本拠地とする斗山ベアーズ、LGツインズ、キウム・ヒーローズ、水原(スウォン)が本拠地のKTウィズが対象だ。

7月26日、10%の観客入場が解禁となった蚕室球場

3球団は前売りチケットをすべてキャンセルし、キャンセル料なしで全額返金する予定。KTウィズと対戦した斗山ベアーズが無観客を最初に実施することになった。8月16日のKTウィズ戦から無関係で試合を行った。LGツインズは8月18日のKIAタイガース戦、キウム・ヒーローズは8月21日のLGツインズ戦、KTウィズは8月25日のキウム・ヒーローズ戦から無観客が始まる。

「感染者ゼロ」を目標に防疫を徹底してきた球界の努力も虚しくなった。

韓国野球委員会(KBO)は新型コロナタスクフォースを構成して統合対応マニュアルを用意し、これに基づいて10球団すべてがそれを遵守し、5月には無観客での開幕を成功させた。

以降、7月26日に収容人数の10%に制限した観客入場が解禁となった。そして8月11日には観客数を最大30%まで段階を踏んで上げていった。しかし、それから5日で再び振り出しに戻ってしまった。肉声による応援を自制するなど、防疫指針を遵守してきたファンと入場者はもちろん、収益の活路を求めていた球団も含めて残念な思いしかない。

韓国プロ野球では開幕以来、10球団の選手とフロントで1人の感染者も出ていない。

入場前の検温

去る8月4日のサムスン・ライオンズ対斗山ベアーズの試合に訪れた観客1人が、8月8日に感染判定を受けたこともあったが、8月10日に松坡(ソンパ)保健所による疫学調査の結果、濃厚接触者がいないことを確認した。その後、その区域と周辺施設、トイレ、廊下などの動線を消毒し、8月11~13日のKIAタイガースとLGツインズ戦までは正常に開催することができた。

しかし8月14日の新型コロナ新規感染者数が166人に達し、8月15日には279人と報告されるなど、大幅に新規感染者数が増加した。韓国政府は第2波が懸念されるという判断に基づき、対策の2段階格上げを決定し、韓国プロ野球も再び門を閉ざすこととなった。

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